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史料纂集古記録編 第44回配本 師守記9〔オンデマンド版〕 (しりょうさんしゅうこきろくへん44 もろもりき9)
1975年発行
本体9,000 円+税
初版発行:2014年1月30日 A5判・並製・カバー装・296頁 ISBN 978-4-8406-3325-3 C3321
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【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。
少外記中原師守(大外記師右二男、兄は師茂)自筆。原本は『師茂記』と題されているが、実について『師守記』とする。中原家は、代々局務に携って大少外記を世襲し明経道の博士家として著名である。日々、始めに一家内の動静を、後に世事や外記局務の書留を記している。南北朝動乱期の政治経済・社会状勢を知る上で貴重であり、特に両朝の講和・合体に至る交渉を知る数少ない史料。
〔収録範囲〕
1366〔貞治5〕~1367〔貞治6〕
○仁木頼夏の侍所始行
○近衛道嗣の補歴を書改む
○北山科御稲損亡を調査す
○南北両朝の合体は足利基氏の回答を待つ
○赤松光範冠新左衛門等を討つ
○義詮天竜寺の火事を見舞う
○世間物騒山名時氏武具を運ぶ
○良智房異国牒状を持参す
○義詮嵯峨に赴き高麗使の舞を見物す
○三条西公時禁色聴許の宣旨
○療病院設立の渡唐船建造のため棟別銭を課す
○異国牒状勘例を紛失す
○御所造営により三条家の地所を返上せしむ
○異国牒状処置の議
○南朝外記補任
○南北両朝合体のために葉室光資上京す
○光資両朝和睦により勅使として幕府に到る
○南北両朝の和議破る
○佐々木高氏突鼻
○異国の牒状無礼の処置
○返牒を略す
○延暦寺興福寺の争闘
○棟別銭洛中賦課に延暦寺異議を懸念す
○幕府南朝の降伏の要求に立腹す
○高麗の使者東大寺を見物す
○洞院実夏は夢窓国師の弟子
○楠代官義詮と会見し南北両朝の和睦を議す
○酒麹役事につき八幡神人と造酒司相論
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