出版物
史料纂集古記録編 第15回配本 師守記4 (しりょうさんしゅうこきろくへん15 もろもりき4)
発行:続群書類従完成会
続群書類従完成会発行
本体4,800円+税
初版発行:1970年 A5判・上製・函入・322頁 ISBN 4-7971-0295-0 C3321
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【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。
少外記中原師守(大外記師右二男、兄は師茂)自筆。原本は『師茂記』と題されているが、実について『師守記』とする。中原家は、代々局務に携って大少外記を世襲し明経道の博士家として著名である。日々、始めに一家内の動静を、後に世事や外記局務の書留を記している。南北朝動乱期の政治経済・社会状勢を知る上で貴重であり、特に両朝の講和・合体に至る交渉を知る数少ない史料。
〔収録範囲〕
1347〔貞和3〕~1348〔貞和4〕
○直義邸の射的にて二階堂行通中条秀長と座席争論で出家
○坂非人に下行物なし
○興福寺合戦
○内山寺合戦
○北小路西洞院の傾城屋焼亡
○天竜寺花見に上皇御幸
○公賢西園寺公重直義ら参会す
○四条隆邦直垂騎馬にて参内
○異式の参内は前代未聞の珍事
○賢俊尊勝陀羅尼供養導師
○前摂政関白子息の官位昇進次第
○延暦寺強訴により祇園六角堂北野社閉門
○高屋保の粟を分配
○後醍醐天皇以後賀茂石清水初度御幸例
○白河天皇以後同御幸例
○近江野洲郡図田帳
○小笠原貞宗死去
○獅子舞追放
○直義室四十二歳にて初産
○尊胤法親王に天台座主宣下
○幼年者任参議の例
○河内の散所名
○山名時氏東条に発向
○西園寺公衡三十三回忌仏事
○悪党久世次郎栗原保の円源宅に乱入す
○越前比丘尼上京
○四条坊門高倉辺焼亡
○文書等無事
○天王寺住吉に合戦
○天下兵革時祈祷の例(将門純友の乱 壇浦合戦 楠正成追討)
○尊氏の土御門東洞院邸焼失
○世間物情騒乱
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