八木書店 出版物・古書目録

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日本古代の輸送と道路 (にほんこだいのゆそうとどうろ)

佐々木虔一・武廣亮平・森田喜久男編

本体9,000円+税

初版発行:2019年5月20日 A5判・上製・カバー装・402頁 ISBN 978-4-8406-2224-0 C3021



道路が結びつける人の移動、モノの輸送、情報の伝達に注目し、古代社会を具体的・立体的に復元
防人・役夫を統率した部領使、自弁で都城に向かう運脚夫、遣唐使船の乗組員など移動する人々の実像や、交通を支えたインフラ(道路・橋・溝)の整備等、古代社会の根幹を支えた交通体系の具体像を示す!

【内容説明】【本書の見どころ(一部紹介)】多岐にわたる視点で、古代の輸送・移動の実態に迫る!

【Ⅰ部 総論/Ⅱ部 移動する人々・輸送を支える人々】
●都城への調庸物の輸送を担った脚夫と駄馬の具体像、馬の飼育・乗馬との関係。
●律令制下の駅伝制は、平安時代中期にどのように変容したのか。
●西海道に赴く東国の防人、また流刑地に送られる流人など、人が移動する際にたどったルートとその引率者。
●自弁で都に向かい、調庸物を運ぶ脚夫は、乞食となり死去した後、どのように埋葬されたのか。
●服属したエミシ集団である俘囚の移配とその行先、新たな土地で生活するための「教育」の内容。
●兵士や役夫などの集団や物資を統率する「部領使」の役割とは。遣唐使船を実際に動かした船員の具体像とは。須恵器の移動から読み取る交易の実像とは。

【Ⅲ部 移動を支える施設】
●道行く脚夫を心身ともに支えた、樹木・果樹を備えた仏教施設の実像と、中国における同様の実例。
●国司の部内巡行を支えた郡院の存在と、郡境で行われた風俗とは。

【Ⅳ部 移動・輸送を支える道路】
●道路、橋などのインフラを支える事業に対する国家と国司の関与や、平安京内での道路・橋・堀の管理の実態。また行基の実施した土木事業。

【目次】序―日本古代の輸送と道路の実像に迫る―(佐々木虔一)

Ⅰ部 総  論
1 古代の輸送と交通―人と駄馬の活動―(佐々木虔一)
2 奈良・平安期の逓送・供給―その展開と国家・地域社会―(大日方克己)
〔コラム〕シュウ馬の党(加藤友康)/流人と交通―菅原道真と小野篁―(川尻秋生)

Ⅱ部 移動する人々・輸送を支える人々
1 防 人(小野一之)
2 脚夫・乞食・死穢(今津勝紀)
3 俘囚の移配(永田 一)
4 部領使―移動を管理した役人―(武廣亮平)
5 遣唐使―その船員―(河内春人)
6 須恵器と「居宅交易」―武蔵国を例として―(渡辺 一)
〔コラム〕鹿島使・香取使(吉井 哲)/国造制と馬(堀川 徹)

Ⅲ部 移動を支える施設
1 古代の交通を支えた仏教施設と福田思想(藤本 誠)
  ―八世紀後半~九世紀前半の貢調運脚夫の交通と救済をめぐって―
2 唐代の交通を支えた仏教施設と福田思想(河野保博)
3 国司巡行を支えた施設(森田喜久男)
4 渤海日本道と加賀能登(小嶋芳孝)
〔コラム〕続命院(西別府元日)/調邸(浅野 充)

Ⅳ部 移動・輸送を支える道路
1 交通路の管理―八~九世紀における道路・橋の修理を中心として―(十川陽一)
2 京内の道路・橋・溝(堀)(井上正望)
〔遺構事例〕
1 宮城県団子山西遺跡―新田柵へ向かう道路―(鈴木啓司)
2 千葉県国府台遺跡第一九二地点―下総国庁へ向かう道路―(垣中健志)
〔山陰道駅路の発掘調査から〕
3 鳥取県青谷横木遺跡―駅路・条里・官衙―(坂本嘉和)
4 島根県魚見塚遺跡―隠岐へ向かう駅路―(江川幸子)
5 島根県杉沢遺跡―『出雲国風土記』の正西道―(宍道年弘)
〔コラム〕行基と道路・池溝・橋(溝口優樹)/渡・浮橋と古代官道―造設・維持管理・輸送をめぐる諸問題―(田中禎昭)

あとがき(森田喜久男)


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