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橿原考古学研究所論集 第15 (かしはらこうこがくけんきゅうじょろんしゅう だい15ごう)
※既刊1号から13号までは吉川弘文館が発行元となっております。在庫等のお問い合わせは吉川弘文館へ直接連絡下さいますようお願いいたします。
本体20,000円+税
初版発行:2008年9月13日 A5判・上製・函入・816頁 ISBN 978-4-8406-2082-6 C3320
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大和を掘る!
最新の発掘調査をふまえて論考!
考古学を中心として文献史学、人類学、民俗学、建築史学、鋳金学など、周辺分野の専門家を交えた学際的な執筆陣!
【内容説明】最新の発掘調査を踏まえ、考古学を中心として文献史学、人類学、民俗学、建築史学、鋳金学など、周辺分野の専門家を交えた学際的な執筆陣。
・武器に残る使用痕から探る弥生社会、木簡からみた上代語、中国や朝鮮半島を含む東アジアの諸問題、古墳に残された骨から探る性別、さらに近世城郭など、重要なテーマを扱った多彩な論考37本を収録。
・総数237点の図版を使用し具体的にわかりやすく論究。
【目次】序 文 樋口隆康
樋口隆康「海獣葡萄鏡の海獣とは」
渡辺 誠「人面装飾付浅鉢形土器類について」
奥田 尚「縄文時代と弥生時代の石器石材の比較
—橿原遺跡と唐古・鍵遺跡の石材の比較を中心として—」
柳田康雄「青銅武器・武器形青銅祭器の使用痕」
佐々木好直「芝、坪井・大福両遺跡出土土器の再検討」
橋本裕行「「イノシシ」からシカへ
—兵庫県神戸市神岡(桜ヶ丘)四号銅鐸B面上左区の図像再考—」
長谷川義明「竪穴住居の火災原因に関する一試論
—奈良県内の事例を中心に—」
川部浩司「四国北東部地域の壺形埴輪」
岡林孝作「竪穴式石室の成立過程」
水野敏典「古墳時代前期柳葉式鉄鏃の系譜」
北山峰生「出現期滑石製品の位置と古墳編年」
石野博信「「空 棺」—棺槨内土砂充填葬—」
茂木雅博「石棺室考」
中野 咲「「韓式系土器」分布論の現状と課題」
河上邦彦「巣山古墳出土の船形木製品の復元と意義
泉森 皎「奈良県馬見丘陵の土地利用
—特に馬事文化との関わりについて—」
東影 悠「尾張系埴輪の製作技術と生産体制」
安永周平「装飾付ガラス玉研究序論」
関川尚功「横穴式石室における二棺並列葬とその系譜」
白石太一郎「叡福寺古墳の再検討」
東野治之「飛鳥時代木簡と上代語」
直木孝次郎「摂津国の成立再論」
入倉徳裕「藤原京条坊の精度」
森下惠介「平城京内宅地の建物遺構」
平松良雄「尾張妙興寺考—その考古学的検討—」
黒田龍二「中世神社祭祀の場の形態
—滋賀県西浅井町塩津港遺跡二〇〇六年度調査における石組遺構と礎石建物—」
森岡秀人「築城石・石切場と切石規格化をめぐる一試考」
青柳泰介「古代東アジアにおける横穴系主体部の閉塞方法について」
重見 泰「三国統一期における新羅の土器様相」
菅谷文則「唐墓出土木製馬俑考」
清水真一「大神神社・三ツ鳥居考」
田中久夫「加古の沙弥教信の首面と弾誓上人の仏頭伝授」
泉 武「沖縄の民俗にみる家焼き」
鈴木 勉「古代史における技術移転試論Ⅱ
—文化と技術の時空図で捉える四次元的技術移転の実相—」
片山一道・森本直記・中島雄二・日下宗一郎「新堂見尾一号古墳被葬者人骨の形態学的分析」
岡幸二郎「高松塚古墳解体とその疑問
—取戻せるか国宝と特別史跡—」
寺澤 薫「「農業共同体」覚書」
付載 橿原考古学研究所五カ年間の歩み
編集後記
執筆者紹介
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