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新天理図書館善本叢書6 定家筆古記録〔第1期3回配本〕 (しんてんりとしょかんぜんぽんそうしょ ていかひつこきろく)
兵範記/射遺事/外記政/釈奠次第/御産七夜次第/定家小本/古今名所/【重要文化財】石清水八幡宮権別当田中宗清願文案※「善本叢書」収録
本体29,000円+税
初版発行:2015年8月24日 A4横判・上製・貼函入・234頁 ISBN 978-4-8406-9556-5 C3321
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【内容説明】■定家筆古記録(ていかひつこきろく)兵範記(ひょうはんき)/射遺事(いのこしのこと)/外記政(げきせい)/釈奠次第(せきてんしだい)/御産七夜次第(おさんしちやしだい)/定家小本(ていかこほん)/古今名所(こきんめいしょ)/石清水八幡宮権別当田中宗清願文案〈重文〉(いわしみずはちまんぐうごんのべっとうたなかそうせいがんもんあん)
藤原定家が自ら書写、あるいは雇筆にて書写させた『兵範記』(平信範の日記)の一巻、それに定家自筆になる朝儀の次第書や歌書、文書などを収める。
定家も専業の歌人であったわけではなく、まず何といっても朝廷に仕える官人であった。当時は、公家社会で摂関家を頂点とする家格が整えられつつあった時代であるが、父俊成(1114 ~ 1204)は、和歌の世界では大きな足跡を残すものの、官人としては高い地位を得る前に出家してしまう。そこで定家には、和歌の世界での地位を固めるとともに、それ相応の家格を獲得する、という課題も大きかったと推測される。『明月記』に装束に関する記事が多いことなどは、後に羽林家と称される家格を得ることを目指した定家の努力の一側面といえよう。
本書所収の諸史料がカラー版にて細かな点まで分析可能となることが、官人、あるいは歌人だけではない、定家の全貌を理解するのに大きく寄与することが期待される。
〔解題〕石田実洋(宮内庁書陵部編修課主任研究官)
【目次】兵範記/射遺事/外記政/釈奠次第/御産七夜次第/定家小本/古今名所/※石清水八幡宮権別当田中宗清願文案 ※印は「善本叢書」収録
【著者情報】※researchmapなどへの外部リンクです
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