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明月記研究 第14号 記録と文学
在庫あり

明月記研究 第14号 記録と文学 (めいげつきけんきゅう14)

明月記研究会編

本体6,000円+税

初版発行:2016年1月30日 B5判・並製・360頁 ISBN 978-4-8406-2814-3 C3321



日本史学・日本文学研究による学際的研究誌
『明月記歌道事』(文治4年4月~正治2年9月)を読む!

【内容説明】五味文彦氏を中心とする明月記研究会編による研究雑誌(年一回発行)。毎号、本文研究を中心に多彩な論考を掲載し、記録と文学に及ぶ歴史学と文学の交流の場を目指す。『明月記』のみならず、中世史料の翻刻・書誌学的研究・注釈等、充実した内容をもつ。

本号の注釈は『明月記歌道事』(文治4年4月~正治2年9月)をとりあげ、歴史と文学の論文を広く集め、27本の論文と『明月記』研究文献リスト(13)を収録。

【休刊のお知らせ】
この度、『明月記研究』14号刊行の運びとなりました。前号の刊行から5年を経ましたが、創刊号より20年間、応援して下さった皆様に深謝致します。ここで一旦の区切りと致します。今号では、『明月記』を補完し得るものの、基礎研究の不十分な『歌道事』を取りあげました。また、論文も多く掲載しました。いささか高額ではありますが、研究の一助として戴けますよう、お願い申し上げます。
 明月記研究会

【目次】はじめに
 土谷 恵

『明月記歌道事』(文治4年4月~正治2年9月)を読む 
明月記研究会編

【『明月記』と記録】
「明月記歌道事」伝本について
遠藤珠紀
陽明文庫所蔵の『明月記』紙背文書について
 尾上陽介
藤原定家と「御教書」「奉書」
 高橋典幸
『順徳院宸記』建保二年四月記と宸記切
 石田実洋
『三長記』と『明月記』—『三長記』元久元年四月記の紹介—
 菊地大樹
『明月記』の時代
中世前期の坂本と梶井門跡—後鳥羽院と承円、慈円をめぐって—
 土谷 恵
民部卿典侍因子伝記考
 田渕句美子
『明月記』における『論語』引用の意義
 五月女肇志
『明月記』に見える「得境」をめぐって—宋代口語の視点から—
 堀畑正臣
近習と直衣
 中井真木
中世書跡の「和様」と「唐様」
宮﨑 肇

【和歌と歌人】
『千載集』『新古今集』と王の身体
 五味文彦
「花月撰歌合」の基礎的考察—俊成合点の検討—
 渡邉裕美子
『六百番歌合』「九月九日」題と重陽節
 谷 知子
源通親の和歌と『万葉集』
 尾葉石真理
藤原隆親小考
 中村 文
後鳥羽院歌壇における通具元久元年前後
 米田 有里
後鳥羽院の「折りたく柴」小考
 吉野 朋美
『明月記』天福元年十一月十一日条について
 大野 順子
文明五年親長家歌合について
藤川 功和

【物語・歌謡・芸能】
『うつほ物語』の「らうたし」—社会的庇護関係の内包—
 福留 温子
金峰山信仰と今様
 植木 朝子
宴曲「熊野参詣」を読む(上)
 家永 香織
平家物語が描く源頼政の変化退治・鵺退治
 櫻井 陽子
卜部兼好の実像—金沢文庫古文書の再検討—
 小川 剛生
古記録に見る芸能三題
 辻  浩 和
詠詩史概論
 臼井 和樹

『明月記』研究文献リスト(13)
 米田 有里
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