八木書店 出版物・古書目録

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宮内庁書陵部本影印集成 第1期 日本書紀(全4冊) (くないちょうしょりょうぶぼんえいいんしゅうせい にほんしょき)

第1冊 日本書紀 一 本体22,000円
 (第1回配本〔既刊〕2005.12)
第2冊 日本書紀 二 本体22,000円
 (第2回配本〔既刊〕2006.2)
第3冊 日本書紀 三 本体22,000円
 (第3回配本〔既刊〕2006.4)
第4冊 日本書紀 四 21,000円
 (第4回配本〔既刊〕2006.9)
【セット販売】
 ※分売ご希望の方は小社までご相談ください。

石塚晴通・石上英一解説

キーワード:
訓点 / 日本書紀

本体86,000円+税

初版発行:2005年12月15日 B5判・上製・函入・総1,224頁、平均306頁 ISBN 4-8406-2491-7 C3321



日本書紀(全4冊)完結!
毎日新聞(2006年1月6日夕刊)、読売新聞(2006年1月16日夕刊)、朝日新聞(2006年3月6日夕刊)、共同通信配信記事で絶賛紹介!
日本文化研究の根本資料を精選し精緻に影印!
院政期の古訓点を有する古本系の重要写本を墨・朱の二色刷印刷で忠実に再現!
周到な詳細解説と訓点総索引を付す!

【内容説明】○国文学、国語学、歴史学の根本資料を精緻に影印!

○原本の様相を忠実に再現すべく、墨朱の二色刷印刷を導入、朱情報を精確に再現。

○書陵部本に付された訓点は、平安時代末のものと考えられており、かつ10巻にわたって残存するという、質量ともに非常に貴重な資料。収録の訓点総索引により、日本語研究にはもちろん、国文学・歴史学等の周辺学問分野からも訓点資料が縦横無尽に活用できるようになる。

○院政期墨朱の訓点が詳細に加えられ本文・訓読研究上最重要古写本の影印!

○日本書紀全三十巻中、十二巻を収録。用明・崇峻、推古、舒明、皇極天皇紀等、古代研究で特に重要とされながら古写本がほとんど伝存しない後半部等を収録。

■影印(=写真版複製)と古写本
 『日本書紀』は養老4年(720)に撰上された歴史書です。神代より持統天皇末年(697)までの歴代記事からなり、7世紀までの日本古代を考える上での基本文献です。ただ『日本書紀』の原本は存在しません。次に原本に近いのが近世以前に筆写された本(古写本)になります。そしてその古写本を写真撮影したものが、影印版です。古写本は人の手を介して連綿と筆写され、それが今日まで様々な困難を乗り越えて伝えられました。
 いまわれわれが一般に目にする『日本書紀』は、翻刻や現代語訳が一般的です。
この翻刻の大元は古写本から作られています。古写本を写真撮影した影印版は、本文を決定する根本資料であり、影印版出版は資料の根幹を提供するという役割を果たしています。

■翻刻では再現できない情報の提供
 影印版は、翻刻では再現できない様々な情報を提示します。
・墨書・朱書の区別、訓点資料
 (ヲコト点・片仮名・声点・返点等)
・原本情報(文字の修正・書き直し・擦り消し)
・レイアウト(脚注、頭注、書き込み、筆跡、界線)
・料紙の情報(紙継ぎ・補修・虫食い)
など、挙げればキリがありません。

■目をリフレッシュさせる効用
 東野治之先生(奈良大学教授・古代史)は推薦文で次のように述べています。
 活字本では、詰め込まれた字面を目がすべりがちである。 その点、影印本は、書き入れも含めて表記の一字づつを再認識させ、史料を見る目をリフレッシュしてくれる
 概して、影印版は翻刻の誤りを確認するための一手段として利用されることが多いように思います。そうではなく、読み下し等の解釈が入っていない影印版で資料を読むと、解釈による“先入観"がなくなるわけです。影印版の使い方の一つとしてとても重要ではないでしょうか?

■宮内庁書陵部本『日本書紀』の特長
 いくつかある『日本書紀』の古写本の中で、 宮内庁書陵部本の特長を挙げれば、以下のようになります。
・書写年代が平安時代院政期(巻一のみ室町南北朝時代)という古い時代に筆写された
・『日本書紀』全30巻中、12巻というボリュームがある
・墨朱で記された豊富な古訓点が施されている
・日本古代史研究等にとって重要かつ頻繁に使用される『日本書紀』後半部分(用明、崇峻、推古、舒明、皇極天皇紀)を含む
 今回は二色刷印刷を採用、原本に朱であらわされた古訓点がそのまま再現され、古代語の研究資料としても貴重な情報を提供します。

■影印製作の現場
 小社のこれまでのノウハウを生かし、製版、印刷(二色刷)、校正(初校・再校・色校でのチェック)、印刷時の立ち会い(奈良・天理時報社)、用紙(特漉中性紙:影印資料に向く中性紙を三菱製紙に特別発注)等、徹底して影印出版を考え抜いた製作を行っています。

■各紙絶賛紹介!
 本書は、毎日新聞(2006年1月6日夕刊)、読売新聞(2006年1月16日夕刊)、朝日新聞(2006年3月6日夕刊)等で紹介されました。

【目次】第1冊 日本書紀 一
 巻2(神代下)、巻10(応神天皇)、巻12(履中・反正天皇)・巻13(允恭・安康天皇)

第2冊 日本書紀 二
 巻14(雄略天皇)、巻15(清寧・顕宗・仁賢天皇)・巻16(武烈天皇)・巻17(継体天皇)

第3冊 日本書紀 三
 巻21(用明・崇峻天皇)・巻22(推古天皇)、巻23(舒明天皇)・巻24(皇極天皇)

第4冊 日本書紀 四
 訓点総索引
 解  説:石塚晴通・石上英一


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