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史料纂集古記録編 第186回配本 中臣祐範記2(全3冊) (しりょうさんしゅうこきろくへん186 なかとみすけのりき2)

春日大社編/中臣祐範記研究会(大宮守友・川崎佐知子・神津朝夫・千鳥祐兼・幡鎌一弘・松村和歌子)校訂

本体15,000円+税

初版発行:2016年8月20日 A5判・上製・函入・284頁 ISBN 978-4-8406-5186-8



奈良春日社社司中臣祐範の日記、初の全文翻刻!
中臣祐範の、慶長3年(1598)~元和9年(1623)にいたる21冊の日記。春日社のみならず、近世初期の大和国における政治経済史の重要資料

【内容説明】【収録】②1605年〔慶長10〕~1615年〔慶長20〕

●本記録は、春日社社司中臣祐範の日記で、慶長3年(1598)から元和9年(1623)にいたる計21冊が知られており、今回初の全文翻刻として刊行する。
●日記の記述は詳細で、春日社のみならず、近世初期の大和国における政治経済史の重要史料の一つで、慶長5年9月関ヶ原の合戦と戦後処理。それに続く大坂冬・夏の陣の記事も詳しい。
●祐範は、喜多院空実から古今伝授を受けるなど文芸にも秀で、特に連歌を通じて数々の文人達とも交流があった。その日記は、近世初期の文芸研究上で不可欠の物である。
●大和国の中世の史料としては、『大乗院寺社雑事記』『経覚私要鈔』『多聞院日記』などが著名であるが、本日記の書かれた時代は、まさにこれに続くものである。

【中臣祐範(1542−1623】
東地井(中臣)祐範は、天文11年(1542)に、東地井祐父(1514−1599)の子として生まれた。永禄5年(1562)に、21歳で従五位下・宮内権大輔に任官し、天正11年(1583)に社司として加任預となり、以後、社内で昇進を重ねた。慶長4年(1599)正月、中臣姓の社家が春日社で就く極官の正預であった父の後を襲い、正預の職に就き死去するまでの25年間にわたり春日社の経営を主導する。

【著者情報】※researchmapなどへの外部リンクです

春日大社、中臣祐範記研究会、大宮守友、川崎佐知子、神津朝夫、千鳥祐兼、幡鎌一弘、松村和歌子


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