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史料纂集古記録編 第3回配本 公衡公記1
品切・重版未定

史料纂集古記録編 第3回配本 公衡公記1 (しりょうさんしゅうこきろくへん3 きんひらこうき1)

発行:続群書類従完成会

橋本義彦・今江廣道校訂

続群書類従完成会発行

本体3,500円+税

初版発行:1968年 A5判・上製・函入・242頁 ISBN 4-7971-0283-7 C3321



【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

西園寺公衡(一二六四−一三一五)の日記。西園寺家は、鎌倉時代に関東申次の地位にあって、絶大な権勢を誇った家柄である。公衡は、承久の乱に武家方として活躍した公経の曽孫実兼の嫡男で、その日記は弘安六年から正和四年におよぶ。記事は、父実兼が関東申次の職にあったため、公武間の交渉の機微にふれる貴重な史料を含み、鎌倉時代末期の朝幕関係・有職故実を知る重要史料。

〔収録範囲〕
1283〔弘安6〕~1314〔正和3〕
○日吉神輿事により関東使者上洛す
○東使関東申次西園寺実兼の邸に赴く
○異国襲来の風聞あり
○勇士一人も大切の時節武士の罪科は宥めらるべし
○亀山上皇関東使者の申次事につき御書を実兼に賜う
○神輿入洛の時狼藉の宮仕六人を禁獄す
○公衡実兼の命に依り北条時村同顕時加階事等を亀山上皇に奏す
○任宮所領等につき関東の所存と称して濫望する輩は一切御信受なかるべし
○評定衆伝奏の人選につき幕府の意向をただす
○後深草上皇異敵掃攘の為写経せらる
○公衡御即位記録を披閲す
○公衡後深草上皇の御所に参り家司の昇進を謝す
○継体天皇陵盗掘犯人を捕う
○公衡着用の礼服を伏見天皇後深草上皇の御覧に供す
○公衡厄年により北山第において普賢延命法を修す
○花山院家教の陪膳作法不審多し
○後深草上皇実兼の北山第に御幸
○藤原教定は後宇多上皇の弟子なり
○伏見上皇大神秀賢に琵琶の秘説を授くべき旨実兼に命ぜらる
○近年装束有若亡


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