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古代中世の文書管理と官人 (こだいちゅうせいのもんじょかんりとかんじん)

井上幸治

キーワード:
古文書 / アーカイブ / 官司請負制

本体9,000円+税

初版発行:2016年2月25日 A5判・上製・カバー装・480頁 ISBN 978-4-8406-2213-4 C3021


文書はだれが作成し、どうやって保管したのか
前近代の文書の記録と管理=アーカイブを担当した実務官人に注目し、古代から中世への移行期の実態と、中世公家政権の成立事情を明らかにする!

【内容説明】●前例を重視する前近代日本の文書行政において、きわめて重要だった発給文書を、だれが記録し、どのように管理したのか。
●記録・管理の中心を担った太政官の実務官人である外記と官史に注目し、その組織・官人の構造を具体的に解明する。
●小槻・清原・中原氏など、実務官人の官職世襲化を具体的に検討。
●「官司請負制」を批判的に検証し、古代の律令官僚制から中世国家の形成へと変化する様相を明らかにする。
●文書のアーカイブの歴史という視点から、古代から中世にかけての朝廷政治の構造を叙述する。
●行政機構のみならず、経済的側面をも加味した新視点による論考。
●本書のテーマに深くかかわるコラムを3本収録。


著者のWEB限定コラム「史料の利用と保存のいま・むかし」はこちら

【目次】序にかえて

第一部 公家官僚制への変化

第一章 太政官弁官局の実務職員(史)の変遷と背景
はじめに
第一節 復元補任表案
第二節 官史構成の変化と要因
むすび

〔コラム1〕大夫史惟宗政孝について

第二章 平安時代中後期における外記・官史のライフサイクル
はじめに
第一節 在任中の働きと役割
第二節 任官以前と叙爵以後の活動
第三節 平安時代後期の官吏編成

第三章 承久の乱後の官人編成
はじめに
第一節 内乱後の変化
第二節 変化の要因と鎌倉幕府
第三節 承久の乱後の再編
第四節 家政機関における変化
小 結

第二部 平安時代の文簿保管

第四章 平安時代前中期における文簿保管策
はじめに
第一節 外記庁での文簿保管
第二節 文簿保管策の弛緩とその対策
おわりに

第五章 私有官文書群の形成
はじめに
第一節 十世紀の文書発給記録
第二節 長和四年宣旨の背景とその効果
第三節 官文書の蓄積
むすびにかえて

〔コラム2〕官文殿のいま

第六章 平安時代中後期の文殿
はじめに
第一節 文殿の具体像
第二節 文殿に出仕した人々
第三節 文殿の活動
むすびにかえて

第七章 摂関家における文簿保管
はじめに
第一節 符・牒から下文・御教書
第二節 公家様文書の作成と保管
第三節 保管場所
むすびにかえて

第三部 文簿保管と官職の世襲

第八章 家業と官職の関係
はじめに
第一節 家業の論理
第二節 家業と官職の関係
第三節 大夫外記・大夫史と博士
まとめにかえて

補論 小槻山君と小槻宿禰
はじめに
第一節 系図について
第二節 今雄と糸平
第三節 「小槻宿禰今雄」の創出
第四節 『今昔物語集』の異説
むすびにかえて

第九章 官務小槻氏の確立
はじめに─研究史の整理─
第一節 大夫史の出現と定着
第二節 摂関家との関係を深める
第三節 小槻氏と惟宗氏
第四節 六位官人の編成と所領の獲得
むすびにかえて

〔コラム3〕若狭国富庄と若狭小槻氏

第十章 局務中原・清原氏の確立
はじめに
第一節 博士であること
第二節 外記による勘申―松薗説の検討―
第三節 外記日記の盗難
第四節 清原氏の衰退と中原氏の世襲
むすびにかえて―大夫外記二人体制へ―

第十一章 「官司請負制」の内実
はじめに
第一節 大夫史の業務遂行
第二節 官庁の運営
第三節 六位官人の編成
むすびにかえて

終 章

索 引(事項・人名・研究者)

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