出版物
倉敷市蔵 薄田泣菫宛書簡集 作家篇 (くらしきしぞうすすきだきゅうきんあてしょかんしゅうさっかへん)
本体9,800円+税
初版発行:2014年3月25日 A5判・上製・カバー装・250頁 ISBN 978-4-8406-9678-4 C0095
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薄田泣菫宛の書簡1700通の内、作家から寄せられた、38名の書簡178通を、作家毎の年代順に収録。未発表書簡107通。
【内容説明】『暮笛集』『白羊宮』などの近代詩人として著名な薄田泣菫宛の書簡1700通の内、作家から寄せられた、38名の書簡178通を、作家毎の年代順に収録。「大阪毎日新聞」学芸部に勤めていた関係で、作品掲載までの経緯の様々な経緯が数多く記され、近代文学研究に欠かすことが出来ない貴重な文献資料。また、収録書簡から、近代有数の大詩人薄田泣菫の温厚な人柄をうかがい知れる。収録書簡の差出人は以下の通り。
芥川龍之介 有島武郎 生田葵山 泉鏡花 岩野泡鳴 宇野浩二 小川煙村 上司小剣 川上眉山 菊池寛 菊池幽芳 国木田独歩 久米正雄 小杉天外 里見弴 佐野天聲 鈴木三重吉 谷崎潤一郎 田村俊子 田山花袋 近松秋江 徳田秋声 徳富蘆花 豊島与志雄 永井荷風 長田幹彦 中村吉蔵 長与善郎 西村渚山 野上弥生子 広津柳浪 二葉亭四迷 前田晁 水上瀧太郎 武者小路実篤 森鴎外 柳川春葉 吉田絃二郎
■本書編者によるWEB限定コラム「近代の書簡翻刻の苦心と喜び」と「薄田泣菫と近代画家 —満谷国四郎・鹿子木孟郎・鏑木清方—」も併せてどうぞ!
【目次】刊行にあたって(倉敷市長 伊東香織)
薄田泣菫と泣菫宛て書簡集について(浦西和彦)
薄田泣菫宛書簡 翻刻(178通)
解説森鴎外から菊池寛へ(片山宏行)
芥川龍之介と薄田泣菫—「ああ大和にしあらましかば」の詩人を仰ぎ見て(庄司達也)
広津柳浪「夕霧物語」は『帝国新聞』でいかに掲載されたのか—新聞編集者・薄田泣菫の一側面(西山康一)
新聞人薄田泣菫—「商品」と「芸術」の間で(掛野剛史)
薄田泣菫と国木田独歩(荒井真理亜)
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