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史料纂集古文書編 第41回配本 京都御所東山御文庫所蔵 地下文書(全1冊)
在庫あり

史料纂集古文書編 第41回配本 京都御所東山御文庫所蔵 地下文書(全1冊) (しりょうさんしゅうこもんじょへん41 きょうとごしょひがしやまおぶんこしょぞう じげもんじょ)

鎌倉後期~戦国時代の文書186通を収録 編年総目録・花押一覧・解題付

末柄豊校訂

本体13,000円+税

初版発行:2009年7月30日 A5判・上製・函入・292頁 ISBN 978-4-8406-6041-9 C3321


中世下級官人の経済的基盤・商工業者の実態に迫る!
勅封文書の原本調査による初の全文翻刻!

【内容説明】「地下文書」は、京都御所東山御文庫の勅封23函に収蔵されている186通の文書群である。中世の地下官人および商工業者についての基本史料と言うべきもので、戦前から小野晃嗣・豊田武・奥野高広らの各氏によって『御府文書』などの名称で利用され、近年でも網野善彦・瀬田勝哉両氏の活用が特筆されるところである。これまでの利用は、100年以上も前に書写された東京大学史料編纂所架蔵『京都御所東山御文庫記録』甲70・71の両冊にもとづくもので、原本に依拠したものではなかった。
 今回、原本により初めて翻刻。各文書には、人名等の傍注や校訂注の他に、内容の要点を示す頭注を付し、さらに必要に応じて、関連文書の所在や筆跡などに関する所見を加えた。本書によって、早くから注目されてきたこの文書群について、新たな活用が可能になる。

 東山御文庫とは
 京都御所内の東北隅に位置する天皇家の蔵書を収めた文庫。都合189函に約6万点の典籍・文書等が収められる。皇位とともに伝えられる御物として、現在も勅封とされており、年1回秋季におよそ40函づつ曝凉が行われている。収蔵品の中心は近世前期の良質な写本であるが、古写本や中世文書も少なくない。

 ■『地下文書』の特色 東京大学史料編纂所准教授 末柄 豊 
 『地下文書』とは、地下の諸家に関係する文書の謂で、具体的には、官務・局務を始めとする下級官人や、供御人・駕輿丁などの商工業者と呼ぶべき者に関する文書からなっている。大半は南北朝時代から正親町天皇の時期までの文書によって占められ、朝廷の法廷で争われた相論の訴陳状や証拠書類として提出された案文などが多い。また、正親町天皇が自ら訴訟の関連文書を書写したものや、綸旨や女房奉書などの控えを残したものも少なくない。このような性格は、地下文書に限らず、東山御文庫に残る文書全体に共通する。
 東山御文庫に残る文書の最大の特性は、文書を発給する側に伝わったものだということにある。内容が広範にわたり、受給者側の伝えていないものをも多くとどめている点で貴重だといえる。さらに、各所に残る朝廷の発給文書につきまとう残存における偶然性という問題点を相対化し、朝廷の活動を総体として捉えるための重要な手がかりとなることも期待される。

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