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史料纂集古文書編 第8回配本 熊野那智大社文書4 (しりょうさんしゅうこもんじょへん8 くまのなちたいしゃもんじょ4)
発行:続群書類従完成会
続群書類従完成会発行
本体8,000円+税
初版発行:1976年 A5判・上製・函入・274頁 ISBN 4-7971-0391-4 C3321
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【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。
熊野那智大社が所蔵する米良・潮崎・本社の約一五〇〇点をかぞえる文書群である。古来熊野権現は、日本固有の信仰の結集点とし全国津々浦々の信仰をあつめてきた。本文書には、鎌倉期から室町期のものが数多く、権門・勢家の参詣寄進文書をはじめ、地方豪族・庶衆の統領などの参詣にかかるものを中心とする。地方における豪族のあり方、村落と宗教との関係を知る随一の史料。
米良文書4潮崎稜威主文書
○実報院と橋爪坊の旦那相論
○新宮那智の紛争
○熊野山那智社境内の殺生禁断
○熊野銅山座
○熊野三山本願所住職は修験道を兼ねるべからず
○薩摩島津氏家臣熊野牛玉紙を求む
○将軍吉宗熊野三山修復のための全国勧化を許す
○那智山は本宮の末社に非ず
○寺社奉行熊野三山の紛争裁許
○造営のため三山境内絵図の調製
○勧化帳面を村々に渡す
○切支丹改
○熊野牛玉は公儀を初め諸家方の誓詞御用に相立つ
○常陸鹿島の楽頭
○紀伊雑賀の旦那
○讃岐高松鬼ケ窪一族
○陸奥の庄司一族
○河越一族
○陸奥白河の旦那
○武蔵六郷蓮林坊引の旦那
○土佐の大平一族
○安富一族
○伊予道後福王寺の旦那
○武蔵村山の地下一族
○坂東安房の旦那
○陸奥白川八槻別当門弟引の旦那
○笠置寺多門院南坊引の旦那
○伊予吉田円満寺引の旦那
○阿波牛之島の願成寺門弟引の旦那
○武蔵秩父の丹一族
○安芸沼東郡の旦那交名
○那智山造営の棟梁
○松前侯の蝦夷退治祈祷
○葛城修行
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