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史料纂集古文書編 第4回配本 西福寺文書〔オンデマンド版〕 (しりょうさんしゅうこもんじょへん4 さいふくじもんじょ)
1973年発行
本体7,000 円+税
初版発行:2023年7月31日 A5判・並製・カバー装・220頁 ISBN 978-4-8406-3429-8 C3321
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【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。
西福寺は福井県敦賀市にある浄土宗の名刹で、良如智水が応安元年(一三六八)八月、後光厳天皇の勅願所として開山した。本書には、文保元年七月の山内資綱置文以下二八六通の文書と大原山縁起一巻を収める。中世寺院の成立と発展の過程をはじめ、融通念仏と浄土宗との関係、武家と宗教儀礼との交渉、さらに土地制度とくに在地構造を明らかにする上で極めて重要なものである。
〔収録範囲〕
1317〔文保元〕~1628〔寛永5〕
○崇光上皇西福寺を勅願所とせらる
○山内将経櫛川郷原の田地二段を西福寺に寄進す
○開山上人良如浄善寄進の本御所田につき置文す
○違乱あらば本寺浄華院に訴うべし
○山内重経相伝の私領を阿古女買得し寄進状を副え西福寺に寄進す
○斯波義将西福寺々領を安堵す
○斯波義重四町二段余の寺領を安堵す
○百姓逃散につき経尊ら連署して西福寺に誓約す
○足利義持西福寺を幕府の祈願所とす
○良如融通念仏勧進のため西福寺を建立
○浄華院等熈華開院良秀師壇一致して寺運を護るべき旨西福寺に置文す
○足利義教西福寺を祈願所とし寺領を安堵す
○守護代甲斐常治斯波義淳の命を奉じ寺領を安堵す
○後花園天皇浄華院聖深に西福寺一切経勧進の綸旨を賜う
○浄鎮経蔵の板木出入下行米のことを定む
○朝倉敏景西福寺領に武士の立入るを禁ず
○朝倉教景橋料として十分一の課役を徴す
○信長木下祐久をして秀吉の禁制を承認することを伝う
○大原山縁起
○解題
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