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史料纂集古記録編 第141回配本 葉黄記2 (しりょうさんしゅうこきろくへん141 ようおうき2)
発行:続群書類従完成会
続群書類従完成会発行
本体12,000円+税
初版発行:2004年12月 A5判・上製・函入・356頁 ISBN 4-7971-1321-9 C3321
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【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。
後嵯峨上皇の近臣葉室定嗣(一二〇八−一二七二)の公事日記。寛元四年(一二四六)、定嗣三十九歳参議兼大蔵卿から四十一歳権中納言までの間が中心となる。僅かな期間であるが、奉行院司として後嵯峨院政開始期の政務の衝にあたり、関東申次事務のうち雑務を分掌するなど、朝幕の間にあって枢要な地位を占めている。また院を中心とする諸公事・行事が克明に記述されて貴重である。
〔収録範囲〕
1247〔宝治元〕~1249〔宝治3〕索引・解題
○淳方夢想により定嗣の議奏道理に叶うと告ぐ
○兼任国司の相当位階にて﨟次の上下を決すべきか
○定嗣院に雑事を奏し人々の奏事を伝奏
○将軍(九条頼嗣)室死去
○鎌倉騒動の風聞により参院
○北条重時三浦泰村一族の誅滅の始終を報ず
○六波羅良賢律師以下三浦泰村縁者を捜索
○上皇より徳政の沙汰あり関東の事落居の後院使として下向幕府に計るべし
○定嗣辞退するも重ねて仰せあり
○北条重時六波羅より鎌倉に下向すべし
○醍醐寺騒動、衆徒蜂起房人宿所に寄せ合戦
○三浦討滅の勧賞は朝廷沙汰
○上下桂供御人相論につき近衛兼経のもとに参る
○中原章澄の妻物気により病悩
○南都・山門両衆徒合戦に及ばんとす
○武士等衆徒の合戦を制止せんがため南都に下向す
○宇治御幸の事は甘心せず
○中原師兼の夢想に怒色の鬼神現わる
○高野事并に久我相国遺跡の事関東に仰せ遣わさる
○南都騒動不休により寺務の仁を改むべし
○解題
○人名索引
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