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史料纂集古記録編 第104回配本 通兄公記4
在庫あり

史料纂集古記録編 第104回配本 通兄公記4 (しりょうさんしゅうこきろくへん104 みちえこうき4)

発行:続群書類従完成会

今江廣道・藤森馨・平井誠二校訂

続群書類従完成会発行

本体10,000円+税

初版発行:1996年 A5判・上製・函入・336頁 ISBN 4-7971-1284-0 C3321



【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

右大臣従一位久我通兄(一七〇九−一七六一)の、享保九年(一七二四)から歿年に至るまでの日記を宮内庁書陵部所蔵の自筆原本によって翻刻する。通兄は通誠の孫にあたり、朝廷は中御門・桜町・桃園天皇の治世、幕府の将軍は吉宗・家重の時代にあたり、朝幕関係の良好な時期であった。通兄は議奏や武家伝奏として枢機に参画しており、記事には見るべきものが多いのが特色。

〔収録範囲〕
1735〔享保20〕~1737〔元文2〕
○四十未満の養子の禁
○多氏伝来の古面の由来
○内侍所の御鈴落ちれば参拝の人に賜う
○中御門上皇武者小路実陰より和歌三部抄伝授
○官庫の礼服を試着の為借用す
○和漢朗詠集の清書仰付らる
○即位礼并に由奉幣発遣日時定
○将軍家使井伊直定
○近任将軍の命により江戸に於て弾琴奏楽法を研究して成功す
○多忠敬再興の舞楽胡飲酒を覧る
○通兄脚に腫物を生ず
○桜町天皇花見の宴に関白以下を召さる
○改元勘者争論
○菅家輩伏原宣通を加えられたるに異議を申す(先例に違う)
○勘者に宣通を加うるは上皇・天皇の叡慮
○代始改元につき所存を申さず領状すべし
○石山寺観音開帳により白銀御奉納
○菅家輩内々年号字を進上
○通兄母逝去
○古来は大臣たりとも出家人は廃朝せず
○院より後撰集書写を命ぜらる
○中御門上皇古今伝授の予定の処御悩により延引
○中御門上皇崩御
○御葬送
○通兄始て諒闇装束を着し参内
○東寺弘法大師生身供破裂
○久我家の家伝


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