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史料纂集古記録編 第93回配本 通兄公記2
在庫あり

史料纂集古記録編 第93回配本 通兄公記2 (しりょうさんしゅうこきろくへん93 みちえこうき2)

発行:続群書類従完成会

今江廣道・藤森馨・平井誠二校訂

続群書類従完成会発行

本体10,000円+税

初版発行:1992年 A5判・上製・函入・303頁 ISBN 4-7971-0373-6 C3321



【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

右大臣従一位久我通兄(一七〇九−一七六一)の、享保九年(一七二四)から歿年に至るまでの日記を宮内庁書陵部所蔵の自筆原本によって翻刻する。通兄は通誠の孫にあたり、朝廷は中御門・桜町・桃園天皇の治世、幕府の将軍は吉宗・家重の時代にあたり、朝幕関係の良好な時期であった。通兄は議奏や武家伝奏として枢機に参画しており、記事には見るべきものが多いのが特色。

〔収録範囲〕
1729〔享保14〕~1732〔享保17〕
○四方拝
○小朝拝
○白馬節会
○内裏より色紙の献上を命ぜらる
○当座和歌御会
○闘鶏御覧
○大井川舟遊
○豊受大神宮別宮等造替杣入以下次第日時定上卿を仰付けらる
○御字書奉行に補せらる
○広南より将軍へ貢する象京着
○天皇象を御覧
○藤木司直亭にて螢を見る
○御文庫より初学記等を取出して献ず
○月次御会并に聖并御法楽和歌題到来
○興福寺金堂西金堂の灰燼中より仏舎利等出現
○梶葉に古歌を書く
○石清水遥拝諸社参詣
○石清水放生会上卿久我惟通
○禁中重陽御会和歌懐紙を献ず
○別業に於て遊宴を催す
○所司代亭に赴き将軍綱吉女の婚嫁を賀す
○舞楽御覧
○日野資時亭の観梅の宴に赴く
○南方辺火事盗賊処々放火の巷説あり
○御楽始御習礼近習衆参仕仰付らる
○鴨河辺逍遥、馬上の芸を見る
○麻疹流行す
○貞建親王妹将軍世子徳川家重と婚姻の為四月中関東下向と決定
○東寺法菩提院に詣り保元合戦図平治合戦図両屏風を見る
○任権大納言拝賀別記


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