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出版物

史料纂集古記録編 第84回配本 師郷記5
品切・重版未定

史料纂集古記録編 第84回配本 師郷記5 (しりょうさんしゅうこきろくへん84 もろさとき5)

発行:続群書類従完成会

藤井貞文・小林花子校訂

続群書類従完成会発行

本体6,200円+税

初版発行:1988年 A5判・上製・函入・276頁 ISBN 4-7971-0364-7 C3321



【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

大外記中原師郷自筆。応永二十七年(一四二〇)一月から長禄二年(一四五八)十二月まで、永享八年を欠きほぼ続く。『師守記』と同じく外記局務の書留で、政務・朝儀に関する記録を主とし、世上の事件についての師郷の見聞も並記されている。師茂・師守の家が六角と称され、師郷の家は押小路家といわれた。六角家の断絶後、外記局務の記録は押小路に伝えられたものと推定される。

〔収録範囲〕
1449〔文安6〕~1454〔享徳3〕
○中原師幸父師郷に申さず大外記を所望す
○拝任然るべからざる旨師郷より甘露寺親長に申入る
○足利義成元服(加冠細川勝元)
○足利義成将軍并に禁色宣下
○神主童形は然るべからず祢宜を以て代官とすべし
○伊勢神馬御厨より走出で山中を走廻る事
○等持院炎上
○花山院持忠子息を殺害す
○花山院侍安芸入道父子孫子以下十三人花山院定嗣の命により傍輩に討たる
○斯波千代徳辺物騒
○真如堂付近怪異事多し
○今夜盗人東坊城益長家文庫に押入り放火す
○坂本土一揆八王子社に閉篭
○賀茂辺地下人徳政と号し物騒
○日野勝光室難産のため他界
○祇園社神輿迎風流鉾山足利義成邸に参る
○足利義成改名義政となす
○山名持豊不穏の噂ありしもその申披きにより無為に属す
○師郷中風気により終日違例
○義政今参局の里に赴く
○園韓神祭近頃盗賊横行により申刻に行わる
○京都土一揆蜂起
○山名勢退治の軍勢幕府に参集
○上杉憲忠足利成氏に討たる


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