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史料纂集古記録編 第73回配本 師郷記2
在庫僅少

史料纂集古記録編 第73回配本 師郷記2 (しりょうさんしゅうこきろくへん73 もろさとき2)

発行:続群書類従完成会

藤井貞文・小林花子校訂

続群書類従完成会発行

本体5,500円+税

初版発行:1985年 A5判・上製・函入・226頁 ISBN 4-7971-0353-1 C3321



【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

大外記中原師郷自筆。応永二十七年(一四二〇)一月から長禄二年(一四五八)十二月まで、永享八年を欠きほぼ続く。『師守記』と同じく外記局務の書留で、政務・朝儀に関する記録を主とし、世上の事件についての師郷の見聞も並記されている。師茂・師守の家が六角と称され、師郷の家は押小路家といわれた。六角家の断絶後、外記局務の記録は押小路に伝えられたものと推定される。

〔収録範囲〕
1433〔永享5〕~1438〔永享10〕
○足利義満准后宣下
○南禅寺塔頭焼亡
○関白と前関白の座次
○鴨河原にて猿楽あり
○義教九条邸に赴き深草祭見物
○坂本の馬借洛中に入り乱暴の風聞あり
○馬借北白河に放火
○山徒猷秀乱暴流罪
○洛中物騒のため五大吊等軍勢を鴨河原に遣わし警固
○和歌集を飛鳥井雅世に仰せらる
○大内持世少弐父子を討つ
○山吊時熈父子坂本攻に赴く
○山吊勢志賀辺にて多数戦死
○山門発向軍勢帰洛
○徳大寺邸読書始に師郷伺候すべき旨使者あり
○三条烏丸より出火六角堂焼亡
○唐船来着により義教兵庫に下向
○唐人入京
○筒井覚順越智維通を箸尾城に攻め討死す
○近江守護勢山徒と合戦
○畠山山吊等の軍勢西坂本辺に向う
○比叡山中堂炎上
○閉篭衆切腹
○北野社一万句連歌
○大和騒動により軍勢発向
○大和合戦
○畠山勢橘寺岡寺を攻め討死疵を蒙る者多し
○大和軍勢多武峯を焼払う
○義教近日関東に進発の沙汰あり
○関東管領上杉憲実足利持氏と義絶す
○持氏逐電


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