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出版物

史料纂集古記録編 第60回配本 慶長日件録1
品切・重版未定

史料纂集古記録編 第60回配本 慶長日件録1 (しりょうさんしゅうこきろくへん60 けいちょうにっけんろく1)

発行:続群書類従完成会

山本武夫校訂

続群書類従完成会発行

本体5,200円+税

初版発行:1981年 A5判・上製・函入・230頁 ISBN 4-7971-0340-X C3321



【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

式部少輔船橋秀賢(一五七五*一六一四)の慶長五年から同十八年におよぶ日記。船橋(高倉)家は清原氏にして明経道の家。秀賢は、儒学者として知られる宣賢四代の孫で、後陽成・後水尾両天皇の侍読を勤めた碩学である。そのため本記は、朝廷・廷臣の学問に関する記事に富み、近世初頭における学芸関係史料として重んぜられる。また、当時の世情を知る史料としても利用価値が高い。

〔収録範囲〕
1600〔慶長5〕~1605〔慶長10〕
○船橋と改称す
○方広寺大仏焼く
○家康を来訪する者多し
○家康右大臣に任ぜられ征夷大将軍となる
○公家衆秀頼参賀に大坂に赴く
○禁中書籍虫払に参内し分類を命ぜらる
○公家衆踊興行
○千姫大坂城に入輿す
○淀殿に貞永式目仮吊抄を進上す
○論語講義細川幽斎来談
○林羅山来談
○熱田社参詣
○毛詩板刻校正のため点本及び大全本を智蔵坊に貸与
○加藤清正新造の大船を見る
○後陽成天皇蹴鞠を好むこと切なり
○亀屋栄任踊興行
○豊国社祭礼町衆風流踊りを催す
○天皇紫宸殿にて御覧
○家康に新註古註の相違を問わる
○家康呂宋国王の使者を引見す(通船の目的は耶蘇教弘通に在り)
○和漢千句
○朝鮮使の宿舎本法寺見物
○定家奥書のある為家筆新勅撰集を覧る
○中院に藤原行成筆古今朗詠集を借り臨写す
○秀忠征夷大将軍宣下(氏長者奨学院別当は家康兼帯)
○家康秀賢に論語を問う
○東鑑新板出来
○秀頼に十七条憲法を論ず
○中院通村古筆朗詠集を持参す


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