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史料纂集古記録編 第39回配本 吏部王記
在庫あり

史料纂集古記録編 第39回配本 吏部王記 (しりょうさんしゅうこきろくへん39 りぶおうき)

発行:続群書類従完成会

米田雄介・吉岡眞之校訂

続群書類従完成会発行

本体10,000円+税

初版発行:1974年7月 A5判・上製・函入・338頁 ISBN 4-7971-0319-1 C3321



【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

醍醐天皇の第四皇子、式部卿重明親王(九〇六−九五四)の日記。本書ははやく散逸し、その逸文が儀式や文学関係の諸書に引用されて伝わる。『吏部王記』と題する写本も伝わるが、いずれも問題の多いもので、これらを根本的に再検討して、根拠ある逸文を蒐集整理し、現段階での最も信頼し得る本文の復原を志した。巻末に解説・重明親王略年譜・略系図・逸文典拠一覧を付した。

920〔延喜20〕~953〔天暦7〕
○藤原穏子立后
○宇多法皇醍醐天皇四十の賀を紫宸殿に行う
○京中強盗横行し道守屋を作りて検察す
○源清蔭ら囲碁に牛馬を賭く
○醍醐天皇宇多法皇六十の賀として御誦経修法
○宇多法皇藤原忠平の五十賀算を設く
○無位一世源氏の座次を定む
○醍醐上皇五事の御遺誡あり
○醍醐上皇崩御
○藤原穏子先帝の七七日の法会を醍醐寺に設く
○代明親王醍醐寺図及び鋳鐘支度を呈す
○宇多法皇崩御
○雷電により清涼殿を改造す
○藤原純友の乱
○太政官六十寺に藤原忠平の六十賀算を行う
○将門純友の乱により警固固関を行う
○藤原師輔延喜以降の日記を検す
○重明親王室藤原寛子卒す
○村上天皇即位
○徽子女王入内
○藤原忠平薨ず貞信公と諡す
○女御藤原安子産養
○藤原実頼御製の朗詠未だ終らざるに奪いて懐に入る
○大江維時詩を献ず
○源重信昇殿を聴さる
○朱雀上皇落飾延昌和上となる
○朱雀法皇崩御保明親王の例に准じ大赦す
○源高明ら穏子七十賀行事となる


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