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史料纂集古記録編 第38回配本 教言卿記3・教興卿記〔オンデマンド版〕
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史料纂集古記録編 第38回配本 教言卿記3・教興卿記〔オンデマンド版〕 (しりょうさんしゅうこきろくへん38 のりとききょうき3・のりおききょうき)

1974年発行

臼井信義・嗣永芳照校訂

本体8,000 円+税

初版発行:2023年7月31日 A5判・並製・カバー装・248頁 ISBN 978-4-8406-3261-4 C3321



長らく品切れの書籍を復刊!

【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

中納言正二位山科教言(一三二八−一四一〇)の日記。応永十二年山科家は火災にあい累代の記録を亡失したが、その後をうけて書き続けた日記で、他にあまり記録を残さないこの時代の重要な史料である。教言は義満の寵遇をうけ、また山科家が代々内蔵頭となるのもこの時からで、従って義満の行動や寮領支配を知る好個の史料であり、また禅僧の往来や、音楽・医薬関係の記事も豊富。

〔収録範囲〕
1408〔応永15〕~1410〔応永17〕・教興卿記
○義持公家方申沙汰は日野重光武家方申沙汰は伊勢貞行と定む
○義持徳大寺公俊及び広橋兼宣の邸に臨む
○日野重光三宝院満済を招請す
○大中中建甲斐より上洛
○遠江西郷土貢合戦のため来らず
○飛騨山科家領は斯波義将より国司姉小路尹綱に預けし地
○大中中建義持及び義嗣に謁す
○教興女千代傀儡張行
○義嗣大炊御門道場踊念仏聴聞
○今出川在家に放火あり
○勘解由小路室町酒屋放火さる
○教言鹿苑院に参詣し義満の木像を拝す
○義持義嗣及び北山院兵庫に遊ぶ
○太白真玄教言に蒸羹を贈る
○義持内蔵寮領率分所の存立を奉行に沙汰せしむ
○教興内蔵寮領率分所の事につき奉行飯尾貞之を訪う
○美濃革手郷長講堂門兵士役
○豊原定秋足利家の名笙達智門にて所作す
○日野家地蔵講
○白川家連歌
○北山院内裏御服料足を内蔵寮御服所に下す
○教言率分所のことにつき飛鳥井雅縁を頼り斯波義将に愁訴
○地蔵本願経談義
○義持入浴のために伊勢貞経邸に赴く



「教興卿記」は教言卿記の第三と合冊、臼井信義・嗣永芳照校訂
従二位権中納言山科教興(一三四〇−一四一八)の日記。教興は父教言の後を嗣ぎ、内蔵頭となり、参議に任じた。その日記も『教言卿記』の後をうけて応永十七年(一四一〇)から同二十四年(一四一七)まで断続して残されている。内容的にも同記に準ずるものである。本叢書では、上掲の『教言卿記』第三冊にあわせて収める。


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