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史料纂集古記録編 第100回配本 言国卿記8〔オンデマンド版〕 (しりょうさんしゅうこきろくへん100 ときくにきょうき8)
1995年発行
本体8,000 円+税
初版発行:2014年7月30日 A5判・並製・カバー装・248頁 ISBN 978-4-8406-3287-4
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【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。
山科言国(一四五二−一五〇三)の日記。言国は言継の祖父で言経の曽祖父。山科家は、音楽の家として知られ、また教言以来、代々内蔵頭を兼ねる家である。その日記・記録は、職掌関係や音楽の記事に詳しく、所領関係のものも多く含まれる。日次記は文明六年(一四七四)から文亀二年(一五〇二)まで現存し、応仁・文明の乱から戦国初期にかけての京都情勢にも多く筆を費している。
〔収録範囲〕
1502〔文亀2〕
○幕府へ歳暮年始の礼不参の公家知行分没収を予告さる
○禁裏より鯛を賜わる
○西園寺家より依頼の新調指貫召進す
○後柏原天皇に召され物語
○豊原益秋に楽器修理を命ず
○大酒にて腹痛の為禁裏小番を言綱に祗候さす
○月触により御所を裹む
○鞍馬口率分関代官補任状に言国判を据え遣す
○三条西実隆言綱に手本を賜う
○蚊帳を釣る
○御所近辺に盗人入る
○言綱の小袖祈祷さす
○山科七郷番衆催促に綸旨を請う
○釈迦生誕祭に花を手向く
○勾当内侍を通じ山科七郷警固番役等事を仰せ下さる
○禁裏警固役は農耕期に御免あるよう願う
○難波流鞠譜撰進を依頼さる
○後柏原天皇小御所にて楊弓を楽しむ
○足利義高真木島に赴く
○細川政元真木島より上洛
○言綱に楽を教える
○庭の草花を禁裏へ献上す
○公卿補任を校合す
○下京の祇園会見物人騒動を起す
○足利義澄細川政元新造の第へ赴く
○義澄岩倉金竜寺へ赴く政元に不満の事あり
○言国濛気
○言国病い発す
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