品切・重版未定

天理図書館善本叢書和書之部17　新古今和歌集　烏丸本上 （てんりとしょかんぜんぽんそうしょ　わしょのぶ　しんこきんわかしゅう　からすまるぼん　じょう）

天理図書館善本叢書和書之部編集委員会編　解題　田中裕

本体9,000円＋税

初版発行:1974年7月14日 A5判・上製・貼函入・492頁 ISBN 4-8406-9117-7 C3395

---

【内容説明】宮内庁書陵部蔵の烏丸本新古今集の原本。佐佐木信綱博士旧蔵。これは現存諸本中、最古のものの一つで、しかも隠岐本系の最重要証本である。本文の所々に朱墨両筆で注を施してある外、色紙の細片を以って合点を付す。これは後鳥羽院の隠岐に於ける御取拾の面影を示し、いわゆる切継ぎ時代の面目を伝えたものである。又、各歌に通具・有家・定家・家隆・雅経の選者記号をつけて居るのも、隠岐本の特徴である。巻末には「応永十一年卯月一日相伝満義」とした伝領記がある。

【目次】「新古今和歌集」鎌倉末又は南北朝時代写　烏丸本