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尊経閣善本影印集成101 源氏物語 6 源氏物語釈〔第十二輯 平安文学〕 (そんけいかくぜんぽんえいいんしゅうせいげんじものがたり)

前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員・解説〕伊倉史人・久保木秀夫・髙田信敬

本体予価30,000円+税

初版発行:2028年3月20日 B5判・上製・貼函入・280頁 ISBN 978-4-8406-2411-4 C3393



平安文学の至宝を高精細カラー版で刊行!

【内容説明】源氏物語釈
 藤原伊行による本書は現存最古の『源氏物語』注釈書。現存する伝本は実質四本のみであり、かつその四本のいずれにも多大な本文異同が存する。それらのうちの一本たる前田家本は伝二条為定筆の枡形本一帖、南北朝時代の書写であり、冷泉家時雨亭文庫蔵本と同じかほぼそれに次ぐ古写となる。しかも四本中で最も記載量が多いという点で性格や位置づけを巡っての議論も存し、絶対的な説を見ない。他本はさておき、前田家本それ自体でも、注の一部として和歌等が引かれるべきところで空行(欠落)状態になっていたり、明白な後補料紙が挿入されていてそこに脱落が存することが知られたりと、原本それ自体の姿を視認することによって初めて自覚化され問題化され得る箇所が随所に存する。今回の影印は『源氏物語釈(源氏釈)』に関するいっそうの厳密精緻な研究の進展をもたらし得るはずである。


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