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尊経閣善本影印集成95 枕草子 2〔第十二輯 平安文学〕 (そんけいかくぜんぽんえいいんしゅうせいまくらのそうし)

前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員・解説〕伊倉史人・久保木秀夫・髙田信敬

本体予価34,000円+税

初版発行:2026年6月20日 B5判・上製・貼函入・368頁 ISBN 978-4-8406-2395-7 C3395



平安文学の至宝を高精細カラー版で刊行!

【内容説明】枕草子 四帖 鎌倉時代中期写 【重要文化財】
 伝二条為氏筆、鎌倉時代中期の書写。本文異同の錯綜極まる『枕草子』諸本にあって、定家本(三巻本)・能因本・堺本と併設される、前田家本という一種がまさに今回影印化される一本である。それら三種のいずれとも異なる独自本文を大量に有し、かつ同種の伝本は他に一本もないという、実質上の天下の孤本として比類なき貴重さを誇る。現存の四半本四帖はそれぞれ「は型」章段・「もの」型章段・随想的章段・日記的章段でまとめられ、各帖内部でもかなり整然とした章段配列とされている。かつ改行の仕方や項目の配置の仕方、字間の取り方といった当該本の書写形式が、そのまま本文・章段・構成等の解釈や把握に結びついていくところも存する。換言すれば活字化・校訂化される以前の当該本の姿をよくよく観察・検討・考察等していくことによって、諸本中に屹立する「前田家本」の深い理解が初めて可能になるはずだということである。


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