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天草版ラテン文典 巻一全釈 (あまくさばんらてんぶんてん まきいちぜんしゃく)

カルロス・アスンサン/黒川茉莉/豊島正之編

キーワード:
日本語学史 / キリシタン版 / 文法書

本体9,800円+税

初版発行:2023年9月25日 B5判・上製・カバー装・330頁 ISBN 978-4-8406-2270-7 C3016



原典初版刊行450年記念、初の全釈!

【内容説明】●原典はイエズス会の標準文法書となった名著
 「天草版」(1594)の原典は、マヌエル・アルバレス原著「ラテン文典」(1572年初版)。イエズス会の標準文法書となって、版を重ねた名著で、10年後のロドリゲス「日本大文典」(1604)にも、名指しで引用される。
●諸本を精査した綿密な初の全訳・全釈
 「天草版」は、日本イエズス会が、このイエズス会標準文法に、日本語記述を加えたもの。今回が、その日本語記述部分(巻1)の初の全訳・全釈。
 原典アルバレス「ラテン文典」の、大文典・小文典の二系列の諸本の精査に基づく、綿密な注釈。
●ラテン語本文の構造がわかる訳・翻刻
 英訳・和訳ともに、ラテン語本文の構造が明らかになるような直訳を宗として、読者がラテン語原文を直接参照することを容易にした。ラテン語原文を直接参看したい読者のために、ラテン語の解釈翻刻には、格の認定に関わる母音の長短を、単数主格 particula /単数奪格 particulā のように明記して、解読に資した。
●日本語学史資料として読み直すために
 準体の初の記述(直説法の不定法化と説明)を持つ等、日本語学史資料として再検討に値する。原文は、ラテン語・ポルトガル語で、従来は参照に難があったが、本全釈が、「天草版ラテン文典」を、日本語学史資料として読み直すことを、より容易にするであろう。

【編 者】
カルロス・アスンサン(ポルトガル、トラーズ・ウズ・モンテス・イ・アルト・ドウロ大学人文社会学部長)
黒川茉莉(上智大学大学院博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC2)、国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
豊島正之(上智大学名誉教授)

【編者の豊島正之先生による、書き下ろしWebコラム】
イエズス会が刊行した文法書を読む—『天草版ラテン文典巻一全釈』刊行の弁—
編者である豊島正之先生が、図版を交え、本書刊行の意義を語ります。
https://company.books-yagi.co.jp/archives/9019

【目次】Preface
凡  例「天草版ラテン文典」巻一全釈
Introduction: The Amakusa Edition of Álvares' Grammar (1594) : Sources and Innovation
「天草版ラテン文典」解説Bibliographic references 引用文献一覧
Indexes : 索  引


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