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鉄心斎文庫 伊勢物語古注釈叢刊 第二期(全7巻)
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在庫僅少

鉄心斎文庫 伊勢物語古注釈叢刊 第二期(全7巻) (てっしんさいぶんこ いせものがたりこちゅうしゃくそうかん だい2き)

第9巻 解題片桐洋一 本体18,000円(2001.6)
第10巻 解題山本登朗 本体18,000円(2001.8)
第11巻 解題青木賜鶴子 本体15,000円(2001.11)
第12巻 解題西田正宏 本体15,000円(2002.2)
第13巻 解題山本登朗 本体15,000円(2002.5)
第14巻 解題鈴木健一 本体15,000円(2002.8)
第15巻 解題鈴木健一 本体18,000円(2002.11)
【セット販売のみ】
 ※分売ご希望の方は小社までご相談ください。

片桐洋一・山本登朗編

本体114,000円+税

初版発行:2001年6月30日 A5判(4冊)・B5判(3冊)・上製・貼函入・総3,688頁、各巻平均527頁 ISBN 4-8406-9540-7 C3395


伊勢物語コレクションの宝庫より、待望の第2期完結!

【内容説明】日本一の伊勢物語コレクションの宝庫より、待望の続巻刊行、全十四点を七巻に収める。第1期未収の鎌倉時代の秘伝書のほか、未紹介未翻刻の室町時代の注釈書、江戸時代の国学者の自筆本などを収録。
伊勢物語古注釈に顕れた解釈は、その時代を反映する考えである。すなわち伊勢物語を核として派生した幾多の文学作品、芸術の多くは、伊勢古注の正確な解釈なしには論じることができない。よって本叢刊の価値は、単に伊勢物語研究者のみに留まらず、広く日本伝統文化の形成を考える全ての研究者にとって有益であり、机辺に備えられるべきであると信じる。

●鉄心斎文庫
 鉄心斎文庫は、三和テッキ株式会社社長故芦澤新二氏創設の個人文庫である。収蔵品の大部分は、伊勢物語関係の写本・版本で、千点をこえる。玄関に内田自得筆「勢語比児」という色紙が掛かっているように「勢語」にかかわるものは、絵画、陶磁器、漆器、カルタなど多彩なコレクションである。小田原市にある鉄心斎文庫伊勢物語文華館で春秋2回特別展示を開催していたが、2001年春開催の第20回にて小休止をしている。 ほかにまとまったものとして多数の短冊があり、また初期鉄道錦絵は質量とも日本一である。公開はしていないが、専門家の紹介があれば閲覧することができる。

【目次】●第九巻
伊勢物語知顕集 上下二冊 源經信に付会した問答体の秘伝書。定家流の秘説をよそう宮内庁書陵部本系統に対して、家隆流の系統である鉄心斎文庫本は、島原市松平文庫本らの欠陥を補う最善本、かつ最古の江戸時代前期の写し。
伊勢物語難義注 一冊 諸段のキーワードを取り出して付会的秘伝を述べる。登場人物の付会は『知顕集』等の類とは異なる独自なもので、天理図書館本・東海大学本の系統の前半を独立させたものである。室町時代後期の書写。
伊勢物語愚見抄 ―初稿本 一帖 一条兼良の『伊勢物語愚見抄』には、通行の文明六年本のほか、長禄四年の初稿本があるが、初稿本は伝本少なく、鉄心斎文庫本は長禄四年の初稿本であるばかりか、高野氏旧蔵本の欠文をも補い得る唯一の本として貴重。江戸時代前期の書写。
●第十巻
伊勢物語永閑聞書 上下二冊 これまで紹介されたことのない、新出の伊勢物語注釈書。諸注集成的な注釈内容も、他の注釈書に類例を見ない内容を多く含む。室町時代後期の、三条西家周辺における伊勢物語享受の実態を示す貴重な資料である。本書は、源氏物語の注釈書『万水一露』の著者として知られる連歌師永閑の著作かと思われる。
●第十一巻
伊勢物語称談集解 二冊
 水無瀬兼成の著。一条兼良の『伊勢物語愚見抄』に公条の講釈内容を加えた注釈書である。鉄心斎文庫本は、決定稿の慶長五年本の内容を伝える貴重な伝本である。
伊勢物語聞書 一帖
 古注の説を詳しくあげたうえで否定し、兼良の『愚見抄』、牡丹花肖柏の『肖聞抄』を併用する形で注記を作る。宗祇・三条西家流諸説の集成ともいえる本書は、この流派における古注の実体と、古注を交えた注釈のありようを探るうえでもきわめて意義深い。
●第十二巻
伊勢物語秘註 天・人・地三冊
 本書は、松永貞徳、望月長孝を経て平間長雅に伝えられた注釈書を、蘆錐斎南浦(素慶)に伝授したもの。享保年間の芦錐斎南浦、墨流斎宗範の奥書を有し、宗範が篠原相雄に授けた。兼良の愚見抄や幽斎の闕疑抄を中心に引用し注釈を施す。地下の伝授の広がりを窺う資料としても興味深い。
伊勢物語奥旨秘訣(巻子本・冊子本)
 伊勢物語の地下流の秘伝書の一つ。松永貞徳周辺でまとめられたと推量される。巻子本は、二種の「読曲」の声点を欠く。末尾に慶安元年の長頭丸(貞徳)の奥書、寛文八年の広沢長孝の奥書を記す。冊子本には、声点がある。内容は巻子本と変わらない。享保十四年の有賀長伯の奥書を記す。
●第十三巻
伊勢物語新釈
 本居宣長門人の藤井高尚が著した注釈書。契沖の『勢語臆断』と賀茂真淵の『伊勢物語古意』を多く引きつつ、それらの内容を批判して自説を展開。文政元年に版本として刊行されて以来広く読まれ、人々の伊勢物語理解に大きな影響を与え続けた、江戸時代後期伊勢物語注釈のベストセラー。本書はその著者自筆草稿本。
伊勢物語新釈弁 一冊
 『伊勢物語新釈』の著者・藤井高尚の友人で、『勢語図説抄』の筆者でもある斎藤彦麿が、『伊勢物語新釈』を批判した書。わずか墨付き八丁の小冊子だが、『伊勢物語新釈』に対する同時代人の反応や評価が窺われて興味深い。
●第十四巻
勢語図説抄 上下二冊
 著者斎藤彦麿は、随筆『傍廂』の著者。本書は、契沖『勢語臆断』等の説をもとにして注釈を施し、真名本を批判している点も注目される。多くの参考図を掲載しているところが特徴的である。享和元年頃に成ったと思われるが、刊行されず写本としてのみ伝わる。
●第十五巻
伊勢物語箋 上下二冊 著者橘守部は、国学者で独自の一派を築いた。本書は改訂を経て文政元年に草稿が成立したと思われる。頭注も施されている他、本文の途中に俗語訳を取り入れている点が新しい。刊行はされず、写本の数も少ない。
伊勢物語添注 一冊
 著者清水浜臣は、村田春海に学んだ国学者で、歌人としても有名。頭注がある他、本文の間に俗語訳を注記する方法は注釈書としては目新しく、『伊勢物語箋』などに影響を与えた。刊行はされず、写本の数も少ない

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