品切・重版未定

紙魚の昔がたり　昭和篇 （しみのむかしがたり　しょうわへん）

反町茂雄編

本体5,631円＋税

初版発行:1987年2月25日 A5判・上製・貼函入・704頁 ISBN 4-8406-9073-1 C0095

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日本近代化の中での古典籍の移動・流転と古本の生成を探る

【内容説明】弘文荘主反町茂雄等が12人の古書店主から聞き出した古書業界の激動史。柏林社・古屋幸太郎、村口書房・村口四郎、井上書店・井上周一郎、一誠堂書店・酒井宇吉、丸善本の図書館・八木佐吉、時代や書店・菰池佐一郎、巌南堂書店・西塚定一、山田書店・山田朝一、友愛書房・萱沼肇、青木書店・青木正美、八木書店・八木敏夫、各氏秘蔵の話は、貴重な古典籍移動の文化史であるとともに立志伝的な魅力に溢れる。

【目次】まえがき
1　昭和六十年間の古書業界（弘文荘　反町茂雄）
2　財界巨頭の買いっぷり、売りっぷり（柏林社書店　古屋幸太郎）
3　諸名家の宝庫を渉猟する（村口書房　村口四郎）
4　古医書・本草書の世界（井上書店　井上周一郎）
5　終戦直後の混乱に樟さして（一誠堂書店　酒井宇吉）
6　洋書珍本の中の半世紀（丸善株式会社　八木佐吉）
7　明治古典の草分け時代（時代や書店　菰池佐一郎）
8　法経関係と資料物の事など（巌南堂書店　西塚定一）
9　永井荷風本を中心に（山田書店　山田朝一）
10　日本古書通信・明治珍本・特価本（八木書店　八木敏夫）
11　キリスト教関係古書に生きる（友愛書房　萱招肇）
12　下町古本屋の生活と盛衰（青木書店　青木正美）
おわりに
索引