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出版物

寛永諸家系図伝7
在庫僅少

寛永諸家系図伝7 (かんえいしょかけいずでん7)

発行:続群書類従完成会

斎木一馬・林亮勝・橋本政宣校訂

続群書類従完成会発行

本体5,000円+税

初版発行:1984年11月 A5判・上製・函入・274頁 ISBN 4-7971-0242-X C3323



【内容説明】徳川氏は、その政権確立後、武家社会秩序の固定化をはかるために、大規模な武家系譜の編纂を企て、寛永十八年(一六四一)に諸大名および旗本諸士に、それぞれ家伝の系譜の呈出を令すると共に、奏者番太田資宗を総裁に任じ、林羅山を主任者として、その編纂にあたらしめた。同二十年に完成したのがすなわち本書である。本書は、清和源氏・平氏・藤原氏・諸氏より成り、巻末に医者・同朋・茶道を加え、全百八十六巻、約千四百余家を収録する。各家々の記述は書上に基づいて各人の履歴を詳しく注記し、あわせて家伝の古文書を収めた点で重要な意義をもち、その史料的な価値は甚だ高い。さらに武家系譜の集成としてのみならず、史料典拠としても、『寛政重修諸家譜』『徳川実紀』『朝野旧聞〓(鍋蓋+臼+衣)藁』等その後の史書に大きな影響を与え、官撰史書には本書を引用したところが極めて多く、史料的にも、また諸書の引用典拠にあたるためにも本書は今日も重要な存在意義をもっている。我が国最初の武家系譜集として、苗字や家系の由来を調べる方々にも『重修譜』とともに座右の書となろう。


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