出版物
尊経閣善本影印集成45 中外抄〔第六輯 古代説話〕 (そんけいかくぜんぽんえいいんしゅうせいちゅうがいしょう)
「中外抄」一巻〔下巻 久安四年記〕 建暦二年写(重要文化財)
本体22,000円+税
初版発行:2008年1月31日 B5判・上製・貼函入・192頁 ISBN 978-4-8406-2345-2 C3321
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最高峰の古典文庫から至宝の蔵書を精選!
【内容説明】〔書誌解説〕石上英一(東京大学史料編纂所教授)・菊池紳一(前田育徳会常任理事)・田島公(東京大学史料編纂所教授)・橋本義彦(前田育徳会理事)・吉岡眞之(国立歴史民俗博物館教授)
〔訓点・訓読解説〕沖森卓也(立教大学教授)・宮澤俊雅(北海道大学名誉教授)・山本真吾(白百合女子大学教授)
「日本霊異記」仁和寺心蓮院本 一冊〔巻下〕 嘉禎二年写(重要文化財)
「三宝絵」真字本(醍醐寺蔵本の写し) 三冊 正徳五年写
「日本往生極楽記」 一冊 鎌倉前期写(重要文化財)
「新猿楽記」 三種各一巻〔弘安本・古鈔本・康永本〕(重要文化財)
「三宝感応要略録」 高山寺本 三冊 寿永三年写(重要文化財)
「江談抄」一巻 寛元三年写(重要文化財)
「中外抄」一巻〔下巻 久安四年記〕 建暦二年写(重要文化財)
【目次】中外抄〔建暦二年写〈重文〉〕
儀式・神事・仏事等々、多岐にわたる談話の聞書!
藤原忠実の談話を中原師元が筆録した聞書で、保延三年(一一三七)から久寿元年(一一五四)の間に聴取したもの。朝廷や摂関家の儀式・神事・仏事など、多方面の故実について記述しており、また「語りの場」の状況を伝える点でも注目されている。『久安四年記』として伝わった尊経閣文庫本は、二巻からなる『中外抄』の下巻にあたり、下巻としては唯一の貴重な伝本。建暦二年(一二一二)の書写奥書を有し、紙背には藤原秀康消息等二十五通がある。
なお本冊には附録として、宮内庁京都御所東山御文庫所蔵『富家語抜書』(『中外抄』上巻の抜書)と宮内庁書陵部所蔵柳原本『中外抄』上巻の影印を掲載し、利用の便に供した。
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