出版物
尊経閣善本影印集成42 新猿楽記〔第六輯 古代説話〕 (そんけいかくぜんぽんえいいんしゅうせいしんさるごうき)
「新猿楽記」 三種各一巻〔弘安本・古鈔本・康永本〕(重要文化財)
本体25,000円+税
初版発行:2010年6月30日 A4横判・上製・函入・232頁 ISBN 978-4-8406-2342-1 C3321
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最高峰の古典文庫から至宝の蔵書を精選!
【内容説明】〔書誌解説〕石上英一(東京大学史料編纂所教授)・菊池紳一(前田育徳会常任理事)・田島公(東京大学史料編纂所教授)・橋本義彦(前田育徳会理事)・吉岡眞之(国立歴史民俗博物館教授)
〔訓点・訓読解説〕沖森卓也(立教大学教授)・宮澤俊雅(北海道大学名誉教授)・山本真吾(白百合女子大学教授)
「日本霊異記」仁和寺心蓮院本 一冊〔巻下〕 嘉禎二年写(重要文化財)
「三宝絵」真字本(醍醐寺蔵本の写し) 三冊 正徳五年写
「日本往生極楽記」 一冊 鎌倉前期写(重要文化財)
「新猿楽記」 三種各一巻〔弘安本・古鈔本・康永本〕(重要文化財)
「三宝感応要略録」 高山寺本 三冊 寿永三年写(重要文化財)
「江談抄」一巻 寛元三年写(重要文化財)
「中外抄」一巻〔下巻 久安四年記〕 建暦二年写(重要文化財)
【目次】新猿楽記〔三種各一冊 弘安本・古鈔本・康永本〈重文〉〕
平安時代後期に藤原明衡が著わしたもので往来物の祖とされる。都で流行していた猿楽の種々相やその名人について記述するとともに、見物人の熱狂振りを描く等、当時の社会生活を知る貴重な史料。尊経閣文庫の三種はいずれも重文。「弘安本」は弘安三年(一二八〇)の奥書を有する金沢文庫旧蔵本であり現存最古の写本。紙背に『和漢朗詠集』巻上が抄出されている。他に康永三年(一三四四)書写本と、首尾完存する鎌倉書写の古鈔本二種がある。
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