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松浦党関係史料集4
在庫あり

松浦党関係史料集4 (まつらとうかんけいしりょうしゅう4)

応永2年(1395)~応仁3年(1469)241点収録

瀬野精一郎・村井章介編

本体15,000円+税

初版発行:2009年4月30日 A5判・上製・函入・326頁 ISBN 978-4-8406-2034-5 C3321


“海の武士団”松浦党に関する基本史料!
既刊の家別史料集や古記録等を集大成した、初の編年史料集!

【内容説明】肥前国(長崎県・佐賀県)に土着繁栄した松浦党に関する現存史料を集大成し、編年史料集として刊行。中世、松浦党の武士団は、水軍・海賊として知られるが、今回の第4~第6は、『朝鮮王朝実録』『海道諸国紀』等の朝鮮史料を数多く採録している。収録史料の上限は、長和5年(1016)4月28日の『小右記』の記事で、その下限は豊臣時代に及ぶ。
 各史料には、人名・地名等の傍注や校訂注の他に、内容の要点を示す頭注を付した。本書によって関連史料の有無を確認し、既刊の家別史料集と併用することにより、時代順に松浦党の歩みを追うことができる。

 松浦党とは
 嵯峨源氏の子孫と称する一族が、肥前国松浦地方に土着繁栄した党的武士団に対する呼称であり、一字名を名乗ることを特徴としている。この地域の武士団は、水軍的性格を有し、朝鮮・中国との交易や海賊行為を働いたため、国外史料にも多く登場する。鎌倉幕府の御家人となり、南北朝時代には一揆契諾状を結び、共和的武士団の形態を有した。中世以来の文書を伝存する家が多く、海賊・漁業・海外交易を知る好個の史料である。その存在形態は、中世の党的武士団として注目され、豊富な関係史料の残存により多くの研究者の研究対象となっている。


 ■『松浦党関係史料集 第四』紹介
 東京大学大学院人文社会系研究科教授 村井章介

『松浦党関係史料集』は、当初、南北朝時代までを収めた「第3」で完結の予定であったが、室町時代以降出現し、急速にその数を増す朝鮮側史料の重要性に鑑みて、若干のコンセプト変更のもとに、「第4」以降を継続して刊行することとなった。
 「第4」は、本編に、応永2年(1395)の885号文書から、朝鮮睿宗元年(1469)の1065号文書まで、75年間にわたる181点の史料を収録し、さらに補遺編として、「第1」~「第3」に漏れた史料60点(24~83号)を加えて編集した。
 国内史料は、「第3」までを引き継ぎ、「青方文書」を始めとする松浦党各家文書を所収した。青方浦を中心とする「小一揆」に係わる連署押書状・譲状などが、「浦」の領主たちの生活の具体像を伝えてくれる。とくに応永20年(1413)の2通の一揆契諾状(949・950号)は、青方氏を含む五島の一揆の中から、宇久氏が盟主として擡頭してくる経緯を伝える、貴重な史料である。
 朝鮮側史料は、太祖7年(応永5年:1398)の記事(908号)を初見として、急速に数を増し、15世紀なかばには収録史料の大半を占めるに至る。そのすべてが『朝鮮王朝実録』で、日本各地からの通交者を受け付けた外交担当官庁の日誌、日本人通交者が引き起こす諸問題を議論した朝鮮朝廷の議事録、日本の各地に赴いた外交使節の復命書などを原史料とする編纂記録である。彼ら通交者の名義のなかに、松浦党と思しい「源+一字名」が多く交じっており、倭寇研究の貴重な材料となるものである。

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