出版物
改訂新版 日本古代木簡字典 (かいていしんぱん にほんこだいもっかんじてん)
本体2,500円+税
初版発行:2013年4月20日 B6判・並製・カバー装・280頁 ISBN 978-4-8406-2077-2 C3021
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古代を読み解くための基本字典を新編集で大増補!
収録範囲を大幅に拡大し、新たに7世紀木簡の字も追加
字種約1,300(旧版の1.35倊)、字数約9,000(旧版の1.8倊)を精選収録!
古代史・考古学・国語国文学・書道史等、諸分野にわたる必携必備の書
【内容説明】・旧版収録文字(『平城宮木簡』一~六から収録)に加え、下記刊行書(奈良文化財研究所編)所
収木簡から精選した文字を収録。収録範囲の拡大に伴い7世紀木簡の文字が加わる。
『平城宮木簡』七/『平城京木簡』一~三
『藤原宮木簡』一~三/『飛鳥藤原京木簡』一・二
・字形の簡便な検索を主眼として編集し、実用的で使いやすい索引を付す。
●特長
・日本古代の木簡から文字を直接とった初めての字典を大幅に改訂増補。
・数多くの木簡調査に携わっている研究員が収録文字を選択。
・デジタル化した木簡画像から一文字ずつ抽出し、強調処理を施した鮮明で見やすい文字。
古代の漢字を身近に—より使いやすくなった改訂新版
奈良文化財研究所史料研究室長 渡辺晃宏
日本古代史に新しい知見をもたらし続ける木簡。日々出土する木簡を読むた
めに、私たちがこれまでに解読してき木簡そのものの文字を、手軽に参照する
ことができたら……。本書はそんな私たちの思いから始まった。
このたびの改訂では、平城宮の木簡に加えて、長屋王家木簡や二条大路木簡
など、8世紀の木簡の文字を大幅に増補、精選するだけでなく、藤原宮や飛鳥
池遺跡など、日本で木簡の本格的使用が始まった7世紀後半の木簡も収録した。
より使いやすくなった本書によって、字書としての利用はもちろんのこと、
日本古代の木簡に使われた、主な漢字の字形とその変遷をたどりながら、万葉
びとの息吹を感じていただければ幸いである。
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