出版物
![元禄歌舞伎攷](/img/thumb200/m4840690812.jpg)
元禄歌舞伎攷 (げんろくかぶきこう)
本体8,544円+税
初版発行:1991年10月21日 A5判・上製・貼函入・480頁 ISBN 4-8406-9081-2 C3095
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近世演劇研究の泰斗! 珠玉の論文と貴重な資料
《平成三年度芸術選奨「文部大臣賞」受賞!》
【内容説明】評判記、年表等が整備され、近年の近世演劇研究の発展にはめざましいものがある。本書は、それらの多くの仕事に主導的に参画した著者の初めての論文集である。書き下ろし、今では入手しにくいもの等を含む20余篇の論文は、堅実で実証性に富み、何れも学界で高い評価を受けたもの。元禄期の歌舞伎研究の新しい視点と確固たる基盤を築いた重要論文集。絵入狂言本・役者評判記の研究等、学界に豊富な刺激と示唆を投げかけてきた第一人者の初の論文集。
【目次】第一部 元禄歌舞伎の研究 Ⅰ
「けいせい仏の原」考
元禄期の続狂言
役柄の分化—元禄時代の推移について
かぶきにおける元禄期
元禄期 江戸と上方
元禄期の当狂言
傾城江戸桜と上京の謡始
役者評判記の役割—伝統的役者評判記論にそって
第二部 元禄歌舞伎の研究 Ⅱ
物真似狂言尽
「けいせい仏の原」追考
役名 名古屋山三郎
上方の替り狂言
元禄期歌舞伎の二三の問題
第三部 絵入狂言本研究
絵入狂言本の性格と限界
絵入狂言本研究
第四部 名優考
元禄期の名優考—絵入狂言本研究の一端
元禄期の名優像—江戸の役者中村七三郎の場合
中村七三郎讃—『十能都鳥狂詩』の紹介
<資料>十能都鳥狂詩 全
<資料>中村七三さいご物語おどりくどき
元禄期の名優像—大坂の役者たち
<資料>嵐都土
<資料>非人敵討
<資料>元禄十一年荒木与次兵衛座役者給分付
第五部 資料
「役者辰鑑」ノート
資料 大熊川
ヨーロッパの日本近世演劇資料
索引
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