出版物
宗因から芭蕉へ 西山宗因生誕四百年記念 (そういんからばしょうへ)
本書は展覧会「宗因から芭蕉へ 西山宗因生誕四百年記念」の展示図録として八木書店が製作・発売いたします。
本体2,000円+税
初版発行:2005年10月22日 A4判・並製・80頁 ISBN 4-8406-9667-5 C1092
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生誕400年! 宗因の全貌を図録で辿る
【内容説明】【展覧会「宗因から芭蕉へ 西山宗因生誕四百年記念」のご案内~会場および会期】
[各会場のテーマにより、出品作品は異なりますが、共通図録となります]
・柿衞文庫(伊丹)[大阪を主とした連歌・俳諧活動]
平成17年10月22日(土)~12月4日(日) 終了いたしました
・八代市立博物館(熊本)[生地八代の先賢顕彰]
平成18年4月21日(金)~5月28日(日) 終了いたしました
・日本書道美術館(東京)[江戸での活動とその書蹟の美]
平成19年1月20日(土)~2月25日(日) 終了いたしました
西山宗因(そういん 1605~82)は、肥後熊本の八代(やつしろ)に生まれ、京に遊学後は連歌師として活躍、43歳で大阪天満宮連歌所(れんがしょ)の宗匠(そうしょう)に就任しました。俳諧師としても「談林(だんりん)派」といわれる新風をおこし、西鶴(さいかく)らの個性的な俳人を育て、若き日の芭蕉(ばしょう)にも多大な影響を与えました。芭蕉は『去来抄(きょらいしょう)』のなかで「上に宗因なくんば、われわれが俳諧、今もって貞徳(ていとく)がよだれをねぶるべし。宗因はこの道の中興開山なり」とまでのべています。宗因がその豊かな詩性をもって近世文学の扉を開き、芭蕉が俳諧文学の質を高めたといわれるゆえんです。
宗因生誕400年(平成17年)を記念して開催された同名巡回展の展示図録として編集。この一冊で最新の調査成果を踏まえた宗因の全文業を概観でき、さらに宗因から多大な影響を受けた芭蕉の名品を併載。宗因・芭蕉の時代の文学の豊かさを精緻美麗な図版で楽しめる。収録資料110点(新出資料12点・初公開資料22点)。
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