八木書店 出版物・古書目録

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出版物

作家の原稿料
在庫あり

作家の原稿料 (さっかのげんこうりょう)

浅井清・市古夏生監修/作家の原稿料刊行会編著

本体9,000円+税

初版発行:2015年2月25日 A5判・上製本・カバー装・460頁 ISBN 978-4-8406-9760-6 C0095



新聞で紹介「「坊っちゃん」原稿料148円…今なら50万円」(2015年2月25日読売新聞)
作家の収入はどのように変遷したのか?
日記・書簡を中心に各種文献資料から作家の報酬に関する記述を博捜。関連することがらを簡略にまとめた読める年表!

【内容説明】【書評紹介】
○「「坊ちゃん」原稿料148円 280年間の作家を研究、出版」
 「読売新聞」2015年2月25日社会面
○「週刊読書人」2015年4月24日
○『出版ニュース』2015年4月中旬号
○谷口幸代「『作家の原稿料』西鶴の三百匁から始まる〈原稿料〉の歴史」
『日本古書通信』2015年5月号

○本書は、出版者・出版社の関係資料、及び作家の自伝・日記・書翰、編集者の回想記などの関連資料の蒐集と検討に基づき、作家の報酬の実態を調査・分析したものである。○本書で扱う報酬とは、狭義の原稿料はもとより、印税・画料・脚色料・上演料・講演料・校閲料・賞金・給料・版権・著作権まで広く含めている。○本書は論考篇と年表篇の二部構成とした。論考篇は、近世、明治、大正、昭和の各時代にわたる原稿料の様相と印税制度の定着、作家の経済的自立などの諸課題を考察した。年表篇は、近世から近現代に至る作家の報酬の史的変遷を記す資料を元に読みやすく記述した。○年表篇で取り上げた主な作家は、西鶴・馬琴・福沢諭吉・坪内逍遙・岩野泡鳴・永井荷風・谷崎潤一郎・菊池寛・室生犀星・三島由紀夫・山田風太郎。その他、画家・出版人等々。○作家の原稿料は、その生活を左右するばかりではなく、作家の社会的位置づけとも関係する。○社会的動向を知るために不可欠な、著作権法などの法律の施行日・出版契約書なども適宜記載した。○巻末に、本書の記述項目の根拠となる出典略称一覧・索引を付す。

【目次】作家の原稿料年表
元禄期~昭和40年代

活字文化の誕生と原稿料(浅井清)
戯作と報酬(佐藤至子)
職業としての〈書くこと〉—樋口一葉の場合(菅聡子)
大正期における岩野泡鳴の原稿料(市古夏生)
〈婦人記者〉の仕事と賃金(藤本恵)
三上於菟吉「原稿贋札説」の虚実(谷口幸代)
「文章を売ること」—昭和十年代、中野重治の原稿料(竹内栄美子)


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