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出版物

CD-ROM版 比較文学研究 第1期(第1号<1954>~第20号<1971>)
品切・重版未定

CD-ROM版 比較文学研究 第1期(第1号<1954>~第20号<1971>) (ひかくぶんがくけんきゅう)

Windows 98/ME/NT/2000/XP対応
発行:すずさわ書店・発売:八木書店

東大比較文学會編輯

すずさわ書店

本体78,000円+税

初版発行:2004年11月 CD-ROM2枚・約2,800頁 ISBN 4-7954-0305-8 C3090



比較文化研究の基本文献の宝庫を完全複刻!

【内容説明】東京大学比較文學會の機関誌『比較文學研究』(年二回刊)は、一九五四年に創刊されてから今日に至るまで、日本に於ける比較文学・比較文化研究をリードし続けてきた。五十周年にあたる二〇〇四年には、第八十四号を刊行するに至っている。
 比較文学・比較文化研究の基本文献の宝庫ともいうべき同誌であるが、現在では旧号を入手することは極めて困難であり、また完全に揃えて所蔵している機関も少なく、研究の便は著しく妨げられている。

本企画は、東大比較文學會の全面的な協力により、創刊号から第六十号までを鮮明なデジタル画像で提供するものである。


【お薦め先】
研究者
比較文学・比較文化・日本文学・フランス文学・ドイツ文学・イギリス文学・ロシア文学・中国文学・他外国文学大学図書館・短期大学図書館・公共図書館・文学館・他


【本資料の主な特色】
●比較文学・比較文化研究に必須の基本誌を創刊号から第六十号まで三期に分け完全復刻
●謄写版印刷で限定刊行された、幻の第一号・第二号も完全収録
●各期(二十号)約三八〇〇頁のデジタル画像をCD-ROM二枚に収録
●各期毎に詳細目次を付し執筆者検索ができる
●紙文書と同様の操作性をもつ画像検索表示ソフトを搭載

【目次】1号 特輯 「若菜集」研究
「若菜集」の成立 島田謹二
「鶏」について 平井照敏
「天馬」をよむ 芳賀徹
「松島瑞巖寺…」 亀井俊介
「深林の逍遙」 青木範夫
藤村訳「夏草」の研究 青柳晃一他
禿木訳「ル・サントオル」 田代慶一郎
モリス・ド・ゲラン 平川 弘

2号 特輯 バルダンスペルジェ研究
バルダンスペルジェ先生の日本来遊 島田謹二
バルダンスペルジェの諸論文
 オノレ・ド・バルザックにおける東邦譚の呼び声 平川 弘訳
 モリス・バレスにおけるゲーテの呼び声 玉虫左知夫訳
 反ゲーテの徒アンドレ・ジイド 芳賀徹訳
バルダンスペルジェ書誌 大野朗子・山名規子他
ソルボンヌにおけるケラー L.P.ベッツ 神田孝夫訳

3号 特輯 ゲーテと世界文学
ゲーテの「世界文学」 菊池栄一
オイフォーリオン挿話の正しい解釈のために F・バルデンスペルジェ 芳賀徹訳
ゲーテとエマーソン 伊藤利男
「ゲーテとアメリカ」関係の年表 野田徹
フローベルに於けるゲーテの影響 平井照敏
アミエルとファウスト ベルナール・ブーヴィエ 岩崎力訳
ジャン・マリ・カレ著「イギリスに於るゲーテ」批評 —影響の問題についての若干の反省— ルイ・カザミヤン 島田謹二訳
菊池栄一教授の「ゲーテの世界」を読んで 大和邦太郎

4号 特輯 日本文学と西洋文学
佐藤春夫訳「ぽるとがる文」 島田謹二
「武蔵野」時代の独歩とモーパッサン 平井照敏
日本におけるリルケ 富士川英郎

5号 特輯 フランス比較文学
フランス比較文学について 小林正
比較文学 —言葉と実体— F・バルダンスペルジェ 平井照敏訳
イタリヤ浪漫主義とヨーロッパ浪漫主義 ポール・アザール 高木良男・佐藤史郎共訳
ボードレールの孤独  ポール・アザール 島田謹二訳
最近のフランス比較文学 平川 弘・芳賀徹

6号 特輯 森鴎外と西洋文学
詩集「沙羅の木」について 富士川英郎
鴎外初期の文芸評論 神田孝夫
「ふた夜」の訳文 高木良男
「新浦島」を読む 亀井俊介
若き鴎外と西洋演劇 島田謹二
ドイツ時代の鴎外の読書調査 寺内ちよ
鴎外とドーデー 小谷幸雄

7号 特輯 「珊瑚集」研究
永井荷風の『珊瑚集』 島田謹二
ヴェルレーヌと荷風—「ぴあの」をめぐつて— 芳賀徹
「西班牙を望み見て」評釈 井村君江
サマンの《Luxure》と荷風訳「奢侈」 小谷幸雄
比較文学の現状と問題 神田孝夫

8号
リルケと日本 富士川英郎
中江兆民—『民約訳解』の周辺 井田進也
パッソンピエール元帥回顧録をめぐって—ゲーテとホーフマンスタールに於ける林源の処理に就いて 小堀桂一郎
ガストン・バシュラールにおける《物質的想像力の概念》 青柳晃一

9号 堀大司教授還暦記念
堀大司教授のこと 島田謹二
漱石における虚構と真実 松村達雄
岩野泡鳴とエマソン 斎藤光
ある二重国籍詩人の日本主義 —ヨネ・ノグチとアメリカ— 亀井俊介
自然と人間の交感 —オーベルマンの場合— 仙北谷晃一
堀大司教授著作年表 井村君江編
欧米に於けるトゥルゲーネフ研究の最近の動向 吉田正和

10号
鴎外とメリメ 佐々木昭夫
昭和初期の一翻案童話 —楠山正雄『小太郎と小百合』の場合— 篠塚真木
ヴァレリー・ラルボーとコスモポリチスム 岩崎力
ソ連邦における最近の比較文学 山本香男里

11号
斎藤茂吉とニーチェ—日本におけるニーチェ影響史への一寄与として— 氷上英広
高山樗牛とニーチェ 杉田弘子
ニーチェとヴァレリー 清水孝純
フランス文学におけるワグネリスム成立過程の一考察 —ボードレールのワーグナー論について 金沢公子
Vergleichende Literaturwissenschaft in Deutschland Ralph Rainer Wuthenow

12号
李太白とドイツ近代詩 富士川英郎
イェイツと能 —『鷹の井』を中心に 大久保直幹
『古今集』の英・仏・独訳をめぐって 岡田愛子
グリムの童話『ラプンツェル』 相沢博

13号 特輯 森鴎外研究
若き鴎外と漢詩文 上 神田孝夫
森鴎外小説観の系譜 小堀桂一郎
鴎外幼少時の教育 鈴木満
『人主策』(『君主論』梗概)成立の周辺 小林惺
森鴎外の『花子』 平川 弘

14号
芥川龍之介とロシヤ小説 島田謹二
《Evgenij Onegin》,Ⅰ,1,1-5の解釈について 木村彰一
再出発期のドストエフスキーの四作品 中村健之介
チェーホフと進化論 沢崎洋子
後藤末雄博士への弔辞 島田謹二

15号 堀大司教授追悼特集
ラフカディオ・ハーンの再話文学 森亮
ヘルダーとシェイクスピア 江村洋
夏目漱石のスウィフト論について 斎藤恵子
オーギュスト・アンジェリエの業績 島田謹二
堀大司教授西欧旅信

16号
『亜墨竹枝』雑話 —天保の文人たちとアメリカとの一つの出合い 神田孝夫
エルンスト・シュタードラーの抒情詩 三浦安子
シェイクスピアとブレヒト 太田雄三

17号 特輯 児童文学研究
童話文学の一大源流 —『千一夜物語』雑考— 島田謹二
杉谷代水と児童文学 新田義之
イギリスのフェアリー —シェイクスピアを中心として— 井村君江
日英童話比較考 —『スウォファムの行商人』と『味噌買橋』の場合 渡辺正
内外のCinderella譚 —口承と文献の双方をめぐって— 鈴木満
ジュール・ヴェルヌと永劫の旅人たち —三部作をめぐって— 私市保彦
浜田広介の「新しい童話」 —初期の広介童話とアンデルセン— 山崎信子

18号
芥川龍之介とテオフィル・ゴーチェ 倉智恒夫
フォークナーの世界と人間 富永昭
ジョイス『若き日の芸術家の肖像』 —小説作法についての一考察— 宮田恭子
アイオロスの竪琴 井田卓
東方世界の大説話 —続『千一夜物語』雑考— 島田謹二

19号
地獄の門 —鴎外、敏、漱石の文体— 平川 弘
『曠野』への道 —小説家堀辰雄の精神的発展— 水島裕雅
戦中のゲーテ (1813年) —テプリツの旅— 菊池栄一

20号
金仁謙の『日東壮遊歌』について 金恩典
森鴎外の処世哲学 —『智慧袋』『心頭語』の原典について— 小堀桂一郎
アラビア民話の文芸的解明 —続々『千一夜物語』雑考 島田謹二
老松堂日本行録 富士川英郎
本多利明は「忘れられた思想家」か 神田孝夫
木下杢太郎の国語国字論 新田義之


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