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徳田秋聲全集42 土に癒ゆる・月光曲・病める日輪
品切・重版未定

徳田秋聲全集42 土に癒ゆる・月光曲・病める日輪 (とくだしゅうせいぜんしゅう だい3き)

土に癒ゆる(昭和十六年四月十五日 桜井書店刊)/月光曲(昭和二十三年一月十日 喜久屋書店刊)/病める日輪(昭和二十四年十一月一日 東方社刊)

編集委員 紅野敏郎・松本徹・宗像和重・田澤基久・紅野謙介・十文字隆行・小林修

本体9,800円+税

初版発行:2003年1月18日 A5判・上製・貼函入・420頁 ISBN 4-8406-9742-6 C0393



【内容説明】第2回配本第42巻 「土に癒ゆる・月光曲・病める日輪」

 本巻には、昭和初年代に発表された、『土に癒ゆる』『月光曲』『病める日輪』の三つの長篇を収めました。前の二つの作品が婦人雑誌に、残りが新聞に連載された、いずれも通俗味の強いものです。特に『土に癒ゆる』は、本全集第十六巻の解説で、松本徹先生が「山田順子の影の濃い作品」と述べている、興味深い作品です。本作の全集初収録により、今後の秋聲研究は大きな広がりを見せる事となるはずです。
 秋聲の「通俗小説」の特徴の一つは、都会生活の中で、生活を支える必要に迫られる女性の、貞操問題を描き続けた事が挙げられます。これは近年話題になった菊池寛『真珠夫人』と同系統の型であると言えます。
 こうした題材の選択は、秋聲自身の問題意識に根ざしつつ、掲載紙やその読者の「期待の地平」に誠実に答えようとしたものと思われます。秋聲の「通俗小説」を読むことは、当時のメディアや大衆にとって、「文学」とは一体いかなるものであったかを、知ることにもなるのです。
本巻解説で紅野敏郎先生が「したたかな秋聲」と記しているように、第三期は、文学の職業化という近代の根本的問題を考えるには、最もふさわしい全集といえるでしょう


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