出版物
続々群書類従 第十六 雑部1 (ぞくぞくぐんしょるいじゅう16)
発行:続群書類従完成会
続群書類従完成会発行
本体4,000円+税
A5判・上製・函入・398頁 ISBN 4-7971-0145-8 C3321
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日本古典文化の集大成!
【内容説明】本叢書は、明治四〇年前後に国書刊行会から刊行され、当時学界から大いに歓迎されたもので、塙検校の群書類従・続群書類従にならって、神祇・史伝・記録・法制・地理・教育・宗教・詩文・歌文・雑の十部にわけて、正続群書類従に漏れた古典・古記録や江戸期に述作編纂された古典研究資料等を収めたものである。その収録文献数は約三五〇点にのぼり、諸学にわたり重要必見を要するもので本叢書以外には活字化されていないものを多数含んでおり、また他の叢書に収められていても本叢書によるのを便宜とするものが少なくない。今回、古書保存会版を雑部としてあらたに一冊加えて、全十七冊とした。
【目次】【双倉北雑物出用帳】天平勝宝八—延暦三年の正倉院収蔵宝物の出納の記録
【延暦六年曝涼帳】延暦六年六月の正倉院曝涼時の宝物目録
【延暦十二年曝涼帳】延暦十二年六月の正倉院曝涼時の宝物目録
【弘仁二年官物勘録】東大寺の資財并に正倉院官物を点検した際の記録
【弘仁天長雑物出入帳】弘仁五—天長三年の正倉院宝物の出納記録
【雑物出入継文】天平勝宝四—斉衡三年の正倉院の薬品器物進上の文書を成巻した書
【東大寺勅封蔵目録記】建久四—弘安十一年の正倉院宝物の目録及び出納記録
【天正二年截香記】織田信長が正倉院収蔵の蘭奢待を截取った際の始末を記した書
【東大寺三蔵御宝物御改之帳】慶長十七年正倉院宝物改の時の目録
【慶長十九年薬師院実祐記】天正—慶長の正倉院に関する事件を東大寺執行実祐が記した書
【正倉院御開封記草書】元禄六年正倉院開封宝物点検に関する記録
【東大寺正倉院開封記】元禄六年正倉院開封の際の記録
【東大寺三倉開封勘例】元禄六年金珠院庸性作の正倉院開封に関する勘例録
【二倉道具目録】元禄六年正倉院修理の宝物移転の際の略目録
【正倉院御開封勘例等御尋之日記】享保七年京都所司代の問合せに対する東大寺の開封勘例及び口上書
【東大寺古文書目録】江戸時代の東大寺伝来の古文書目録
【正倉院宝物御開封事書】天保四年正倉院修理の際の開封の記録
【正倉院御宝物目録】天保四年正倉院宝物改の目録
【仁和寺御室御物実録】承平元年宝蔵へ納入の物品の実録帳紛失につき天暦四年未納の物品を加えて作られた実録帳
【本朝法家文書目録】我が国の法制に係る文書の目録
【寺社宝物展閲目録】寛政四年幕命により山城大和地方の古社寺宝物を点検した際の目録
【但馬国太田文】弘安八年太田政頼注進の但馬国の田文
【下京中出入之帳】元亀四年下京中より出銀して織田信長初め柴田勝家以下家来一同に進上した際の記録
【糸割符由緒書】寛政十二年伊藤権左衛門差出の舶来生糸専買商人の由来を記した書
【中家実録】局務を世襲した中原家の有職故実に関する秘伝書
【書大体】斎藤浄玄が越後上杉家の所望に応じて記した武家書札礼の書
【大安寺碑文】宝亀六年淡海三船撰の碑文
【三州俗聖起請十二箇条事】三河の俗聖なる者が仏経に基づき十二箇条を立て訓誨を施した問答書
【僧妙達蘇生注記】越後の僧妙達の仏道の利生を説いた書
【美福門院御文】仁平四年二月五日付の美福門院の書状
【六条判官源為義書状】源為義の高野聖人覚鑁に与えた四通の消息
【源義経捜索之事宣下請文】文治二年源義経法隆寺潜伏の風聞に対する法隆寺の弁明の書状
【興福寺法隆寺牒状】建久九年の興福寺神木動座牒状・乾元二年法隆寺太子御入洛牒状の二通
【宋人陳和卿濫妨停止下文】奈良大仏殿再建に殊功ある陳和卿の寺領の押領を停止する元久三年の院下文
【筆海要津】仁和寺海恵僧都が祖父藤原通憲の遺作を集録した書
【上賀茂松下氏文書】上賀茂社の松下氏に伝わる藤原能茂と賀茂氏久の往復書簡
【仮面譜】喜多古能が仮面作者に関する伝説を記し古面鑑定の参考とした書
【和学講談所御用留抄】和学講談所に於いて公用に係る書類を書留めたものより抄出した書
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