出版物
続々群書類従 第九 地理部2 (ぞくぞくぐんしょるいじゅう9)
発行:続群書類従完成会
続群書類従完成会発行
本体4,000円+税
A5判・上製・函入・774頁 ISBN 4-7971-0138-5 C3321
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日本古典文化の集大成!
【内容説明】本叢書は、明治四〇年前後に国書刊行会から刊行され、当時学界から大いに歓迎されたもので、塙検校の群書類従・続群書類従にならって、神祇・史伝・記録・法制・地理・教育・宗教・詩文・歌文・雑の十部にわけて、正続群書類従に漏れた古典・古記録や江戸期に述作編纂された古典研究資料等を収めたものである。その収録文献数は約三五〇点にのぼり、諸学にわたり重要必見を要するもので本叢書以外には活字化されていないものを多数含んでおり、また他の叢書に収められていても本叢書によるのを便宜とするものが少なくない。今回、古書保存会版を雑部としてあらたに一冊加えて、全十七冊とした。
【目次】【寛文印知集】寛文四年における諸大名の所領と石高とを記した目録
【琉球国郷帳】琉球国の各島の石高を記した郷帳
【松前島郷帳】元禄十三年蝦夷地の松前藩の郷帳
【芸備国郡志】安芸・備後の建置沿革より郡名・形勝・風俗・山川等につき記した書
【懐橘談】武蔵国より出雲国に到るまでの眺望・名所旧蹟・俗談伝説等までをも記した紀行
【隠州視聴合紀】国の方位・歴代領主の事蹟・各郡の事項等を記した隠岐国の地誌
【仙道会津元和八年老人覚書】古老に尋ねて作成した会津仙道筋の古戦録
【東奥白河往昔之記】陸奥白河の名勝・白河城々主の次第を記した書
【辰巳無人島訴状并口上留書】小笠原貞頼が発見したという小笠原諸島に関する訴状及び延宝三年江戸幕府の調査報告書
【蝦夷記】蝦夷の地形・土質・人情・風俗・生活・物産等を詳細に記述した書
【蝦夷島記】蝦夷地の風俗・地勢・特産品等を記した書
【吉野記】吉野の名所を詠じた歌数十首を収めた書
【和紀記行】大和から紀伊の名所をあげた歌紀行
【貞徳他行道之覚】天正十一年の松永貞徳の和歌を詠みこんだ廻国紀行
【宋雅道すがら之記】応永三十四年二月二十三日社参のため越前へ下向する際の歌を主とした飛鳥井雅縁の紀行
【元和七年東海紀行】元和七年九月二十二日江戸出立より十月四日京着するまでの旅行記
【沢庵和尚鎌倉記】沢庵宗彭が二人の伴を連れて鎌倉に巡礼見物した際の紀行
【立圃東の記行】立圃が江戸下向の途次詠んだ和歌の書付
【宗因東の記行】宗因の東国下向の際の和歌集
【中山日録】寛永十三年日光例幣使下向際の記録
【癸卯于役日録】寛文三年日光例幣使の警護の記録
【江海風帆草】筑前からの海路紀と長崎と筑前国内の名所旧跡を記した地誌
【白水郎子記行】天和二年四月より伊予・讃岐・備前・備中・安芸等を岡西惟中が漫遊した際の紀行
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