出版物
続々群書類従 第一 神祇部 (ぞくぞくぐんしょるいじゅう1)
発行:続群書類従完成会
続群書類従完成会発行
本体4,000円+税
初版発行:1970年 A5判・上製・函入・832頁 ISBN 4-7971-0130-X C3321
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日本古典文化の集大成!
【内容説明】本叢書は、明治四〇年前後に国書刊行会から刊行され、当時学界から大いに歓迎されたもので、塙検校の群書類従・続群書類従にならって、神祇・史伝・記録・法制・地理・教育・宗教・詩文・歌文・雑の十部にわけて、正続群書類従に漏れた古典・古記録や江戸期に述作編纂された古典研究資料等を収めたものである。その収録文献数は約三五〇点にのぼり、諸学にわたり重要必見を要するもので本叢書以外には活字化されていないものを多数含んでおり、また他の叢書に収められていても本叢書によるのを便宜とするものが少なくない。今回、古書保存会版を雑部としてあらたに一冊加えて、全十七冊とした。
【目次】【類聚神祇本源】度会家行著の神道五部書を基礎に伊勢神道の教説を集大成した根本教典
【豊葦原神風和記】神道大意・天地開闢・天神七代等にわけ神道を政治の根底にすべきことを説いた書
【旧事本紀玄義】先代旧事本紀を五部書等を引用しつつ天台教学により講義した書
【瑚璉集】度会神道の諸書を抜粋して神道の本源を述べた書
【神祇霊応記】天神七代に始まり諸社の縁起を集録した書
【神皇系図】天神七代・地神五代と神武天皇の系譜
【神皇実録】天地開闢に始まり天神より神武天皇の事跡と諸社の祭神について説いた書
【天口事書】神皇系図・神皇実録とともに神宮八部の一書
【本朝諸社一覧】唯一・両部習合神道の問答式の概説書と六十余州の諸社の一覧を合冊した書
【神社便覧】諸社の所在と祭神等を列記した江戸時代の神社一覧
【二十二社略記】諸記録に引拠した二十二社の縁起書
【和歌両神記】和歌道守護の玉津島・人麿両社の縁起
【皇太神宮殿舎考証】伊勢内宮の殿舎の結構・建築法を説いた書
【豊受皇太神宮殿舎考証】伊勢外宮の殿舎の結構・建築法を説いた書
【外宮神領目録】外宮の神領の所在・石高等を列記した注進状
【内宮氏経日次記】永享十三—嘉吉三年の荒木田氏経の日次記
【神宮秘伝問答】伊勢神道における秘伝口訣等の伝授事項に類するものを集記した問答体の書
【賀茂注進雑記】上賀茂社の由緒につき略述し代々の制札等の文書を集録した書
【元禄七年賀茂祭記】元禄七年再興の賀茂祭の記録
【石上神宮御事抄】大和石上神宮の由緒について記した書
【月能桂】日吉社祭礼の由緒と次第について記した書
【東照宮大権現縁起】徳川家康の一代及び没後大権現として崇信されるに至る事情を記した絵巻の詞書
【出雲大社記】出雲大社の結構・神宝・祭礼・年中行事等を記した書
【宇佐八幡宮縁起】宇佐八幡宮の由緒・次第についての縁起書
【三社託宣抄】託宣の歴史的考察及び内外宮鎮座の沿革・三社託宣の字句等を説明した書
【陽復記】伊勢神道と神儒一致の立場から神道説を述べた問答体の書
【土徳篇】万物は土徳によって成るという理学神道説を神代巻の冒頭文をもって解説した書
【未生土之伝】土徳篇を和解した書
【神学承伝記】吉川惟足の閲歴を記した書
【土津霊神正学記】会津藩主保科正之の神道学習に関する記録
【会津神社之訓詞】保科正之の神道学習・神社再興を讃えた書
【神道生死之説】生死の問題を例に神道が仏教に優れているとする神道論
【病後手習】元文三年伴部安崇が病後に記した神道書
【八重垣大明神由祝詞】伴部安崇の閲歴の大要を記した祝詞及び碑名
【神道弁草】神道諸説の混乱を正す目的で神道伝来の歴史につき述べた書
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