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史料纂集古記録編 第122回配本 親長卿記1
在庫あり

史料纂集古記録編 第122回配本 親長卿記1 (しりょうさんしゅうこきろくへん122 ちかながきょうき1)

発行:続群書類従完成会

飯倉晴武校訂

続群書類従完成会発行

本体9,000円+税

初版発行:2000年 A5判・上製・函入・272頁 ISBN 4-7971-1302-2 C3321



甘露寺親長の文明2(1470)年~明応7(1498)年にわたる日記

【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。

甘露寺親長(一四二四*一五〇〇)の文明二年(一四七〇)から明応七年(一四九八)にわたる日記。宮内庁書陵部所蔵の写本を底本とし、同所蔵の諸本と校合して翻刻する。親長は後花園・後土御門両天皇からその学識によって信任された。本記は、応仁の乱中から乱後にいたる公武の動静から、自身を含めた公家社会の生活、土一揆の有様等が記されており、政治・経済・社会の好史料である。

〔収録範囲〕
1470〔文明2〕~1473〔文明5〕
○甘露寺家仮寓鞍馬寺旅店焼失し家記歌書等悉く焼失す
○日野資基足利義政により追放さる
○三条烏丸辺の西軍陣屋火災
○幕府南朝余流の人の打ち首を京進す
○日野富子亡父裏松政光の贈官事を申請う
○後花園法皇崩御(親長十一歳より近習す)
○柳原資綱の説により親長と四辻季春は拾骨せず
○諸家系図応仁の乱初めに焼失分あり
○足利義政に見せらるる本朝皇胤紹運録端一枚を書く
○鴨社領関事幕府に申入る
○北畠教具薨ず
○伊勢国内に合戦あり
○足利義政後土御門天皇出家を止めらる
○親長の実子万里小路春房遁世を望む(伊勢貞親同道)
○勅命にて増鏡を書写
○大乗経版木
○補任歴吊帳を焼失せし為元長の叙爵を尋注す
○六角高頼在京中の約に反し半済を課す
○親長書写の千載集冷泉為富所持定家筆本により校合
○官務壬生晴富西軍側にあり
○大宮長興窮困により幕府の扶助を求む
○山吊宗全死去(天下乱逆の元)
○細川勝元死去(天下の重事)


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