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史料纂集古記録編 第57回配本 権記1〔オンデマンド版〕 (しりょうさんしゅうこきろくへん57 ごんき1)
1978年発行
本体7,000 円+税
初版発行:2014年1月30日 A5判・並製・カバー装・216頁 ISBN 978-4-8406-3276-8 C3321
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【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。
藤原行成(九七二−一〇二七)の日記。行成は三蹟とも三筆ともいわれ、藤原佐理等と共に能書家としても著名である。その記事は、行成右大弁の頃から権大納言時代におよび平安期の有職故実に詳しく、当時の朝儀典礼を窺う上の好史料である。さらに『小右記』『御堂関白記』『左経記』等と相補い、併読することによって初期摂関政治の実体を究明する上で主要な記録の一つである。
〔収録範囲〕
991〔正暦2〕~1000〔長保2〕
○行成を蔵人頭に補す
○行成若狭国進上の宋人の解文并に国解を下す
○陣定を行い大宰大弐藤原佐理の罪名を議す
○検非違使別当藤原公任の申請に任せ犯人追捕のため官符并に供給宣旨を下す
○陣定を行い南蛮来寇の事を議す
○藤氏爵の巡につきて論あり
○道長行成をして出家の素意を奏せしむ
○道長は外戚の親舅朝家の家臣にして天下を燮理し一人を輔導す
○道兼の薨後は万事道長の指麾に従う
○宋僧源清への返牒
○行成悶絶す(夢中に強力者ありて腸を引出す)
○霖雨により鴨河氾濫す
○道長宇治遊覧
○道長院源を法性寺座主に補せんことを奏せしむ
○陣定を行い平維衡致頼等合戦のことを議す
○新製十一箇条造内裏所々人々を改定す
○大江匡衡則天武后の旧事を語る
○行成維摩会勅使として南都下向
○位禄代弁済につき淡路新旧国司の間に論あり
○花山院法皇熊野御幸の御意あり
○興福寺別当定澄検非違使を大和に派遣し犯人を追捕せしめん事を要請す
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