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史料纂集古記録編 第22回配本 山科家礼記4〔オンデマンド版〕 (しりょうさんしゅうこきろくへん22 やましなけらいき4)
1972年発行
本体9,000 円+税
初版発行:2014年7月30日 A5判・並製・カバー装・298頁 ISBN 978-4-8406-3306-2
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【内容説明】『史料纂集』は、史学・文学をはじめ、日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に終っていた史料を中核とし、さらに既刊のものでも、現段階において全面的に改訂を要することの明らかなそれを加えて、学界最高の水準で公刊するもの、『大日本古記録』と相並び相補う形で、各時代未刊重要史料の集成の実現をはかるものであります。
教言(一三二八−一四〇九)・顕言(一四二八−一四六二)・言国(一四五二−一五〇三)三代の山科家雑掌大沢氏の記録。言国の時代を中心に、禁裏供御・装束関係の他、家領の実際の管理者の立場から、室町期内蔵寮・山科家領の実態が知られる。応仁・文明の乱は山科を中心に克明に記され、特に村落・座・土一揆・徳政関係では他にみられない記事が多く、社会経済史の好史料である。
〔収録範囲〕
1481〔文明13〕~1489〔長享3〕
○油売塩売商人年賀に参る
○池坊の花を見る
○大津粟津間に抗争あり
○大津供御人庭田家を本所と申す
○出雲国内山科家領回復を京極政経に依頼
○義尚邸に入る盗人を六条河原で誅す
○幕府作庭人山科七郷に庭木を求む
○幕府大工棟梁黒木御用に来る
○木幡大津往来の筍売商人内蔵寮供御人となる
○山科七郷寄合槙島と木幡闘争の事
○山科郷民両方へ抜駈す
○久守七郷のおとなを招き郷中紛争を裁定せんとす
○商人に商売札を出す
○義政長谷聖護院に赴く
○諸人これを知らず
○室町第度々火災の落首
○鮎鮨を諸局へ贈る
○河原者山科七郷の木を徴す
○禁裏立花御用に召さる
○細川政元軍勢を率い摂津より上洛
○政元正親町三条公治邸を焼く
○山科郷民禁裏築地事につき来る
○土一揆蜂起により諸道具箱を山科東庄へ避難
○政元一揆鎮定に向う
○幕府山科七郷に東山山荘庭普請人足を課す
○政元山科大宅里へ盆石を求む
○日野富子義尚の大事により近江下向
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