品切・重版未定

天理図書館善本叢書和書之部30　源氏物語諸本集二 （てんりとしょかんぜんぽんそうしょ　わしょのぶ　げんじものがたりしょほんしゅう２）

天理図書館善本叢書和書之部編集委員会編　解題　曽沢太吉

本体10,000円＋税

初版発行:1978年1月14日 A5判・上製・貼函入・684頁 ISBN 4-8406-9130-4 C3395

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【内容説明】源氏物語諸本集一に引きつづいて、次の古筆のもの七種を収載した。鈴虫は大型巻子本で、伝承の俊成の筆蹟とは異なるが、大字に優雅に記されている。他は、すべて綴葉装の枡型本で、比較的細字で美しい仮吊書き、いずれも鎌倉時代の書写にかかる。うち、柏木は比較的古く、野分と夕霧とはやや新しいが、それにしても南北朝に下るものではない。世界文学史上、第一級の古典、源氏の十三世紀のテキストとして、どの一つも貴重ならざるはない。

【目次】「野分《伝藤原定家筆　青表紙本
「藤袴《伝慈鎮筆　青表紙本
「真木柱《鎌倉中期頃写　別本
「柏木《伝源頼政筆 鎌倉初期頃 別本
「鈴虫《伝藤原俊成筆　河内本
「夕霧《鎌倉末期頃写　河内本
「竹河《鎌倉初期頃写　別本