八木書店 出版物・古書目録

  • twitter
  • Facebook

出版物

在庫あり

律令制国家の理念と実像 (りつりょうせいこっかのりねんとじつぞう)

吉村武彦編

本体11,000円+税

初版発行:2022年5月6日 A5判・上製・カバー装・482頁 ISBN 978-4-8406-2257-8 C3021



律令制国家は何をめざし、実現したのか
気鋭の研究者が描く研究の現在

【内容説明】律令法の施行により法治国家として整備された日本古代国家。
新たな法の理念と、従来の慣習による実態とを、具体的・多角的に検証。文献史学・考古学の研究者16名が、最新研究を書き下ろし。

第一部 律令制以前の法と支配
 律令制成立以前、国家による支配はどのようになされたのか。前方後円墳からみた国家形成、さらにはその社会的機能、東国・諸国への使者派遣に注目した大化改新詔の再検討、大宰府の成立過程、氏族・部の成立、藤原京の京域と条坊を巡る議論、毛野の地域像など、律令制成立以前の支配を具体的に明らかにする論考7本を収録。

 第二部 律令制支配の実像
 律令制成立以後、国家による支配はどのように実現されたのか。白村江敗戦を契機とした軍事力の組織化と法、未即位の皇女がもつ政治性、戸籍からみた法の理念と利用実態、律令制下の国造の実像、古代武蔵国の開発など、奈良時代に成立した律令法の理念と実像を解明した論考5本を収録。

第三部 平安時代の法と実像
 平安時代に律令制国家はどのように変容したのか。橘嘉智子の立后からみた平安初期皇后の特質、穢土認識に着目した異域出現の史的前提、任官制度の一つ「請」の具体像、房総での俘囚反乱など、多彩な論点で平安期の諸相を解明した論考4本を収録。

【目次】はじめに【吉村武彦】

第一部 律令制以前の法と支配
1 東国・諸国への使者派遣と大化改新詔【吉村武彦】
2 前方後円墳体制と国家的支配【佐々木憲一】
3 前方後円墳の社会的機能に関する一考察【若狭 徹】
4 筑紫大宰と筑紫総領―職掌と冠位の再検討―【酒井芳司】
5 氏族・部の制度と存在形態【中村友一】
6 再論・藤原京の京域と条坊【仁藤敦史】
7 毛野の地域像【須永 忍】

第二部 律令制支配の実像
1 白村江敗戦と軍事力の組織化―軍防令の理念と実像―【五十嵐基善】
2 日本古代における未即位の皇女の政治性―女帝前史として―【坂口彩夏】
3 戸籍制度の法理念と造籍・利用実態【里舘翔大】
4 律令制下の国造に関する基礎的考察【大川原竜一】
5 古代武蔵国多磨・入間郡の境界領域と開発【黒済玉恵】

第三部 平安時代の法と実像
1 橘嘉智子立后にみる平安初期皇后の位置【桜田真理絵】
2 平安期異域穢土認識出現の史的前提【河内春人】
3 平安期における「請」の利用とその変質
―人格的関係に基づく下級官人の任用―【中島皓輝】
4 平安期房総における俘囚の反乱【河名 勉】

執筆者紹介
あとがき 吉村先生喜寿論集呼びかけ人(中村友一・河内春人・酒井芳司・佐々木憲一・服部一隆)


購入する


お客様情報

ご注文について

Googleブック検索で八木書店の出版物が全文検索できます。