八木書店 出版物・古書目録

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天理図書館所蔵 春雨物語―自筆羽倉本・自筆残闕冊子本・西荘文庫本― (てんりとしょかんしょぞうはるさめものがたり)

天理図書館編

本体予価35,000円+税

初版発行:2021年5月10日 B5判・上製・580頁 ISBN 978-4-8406-9771-2 C3093



上田秋成晩年の傑作『春雨物語』
従来まったく知られなかった自筆稿本出現!
自筆残闕冊子本と西荘文庫本を併せ影印初公開

【内容説明】◆天理図書館では、上田秋成自筆稿本『春雨物語』を新たに収蔵。秋成は文化6年(1809)6月27日、76歳で門人の荷田(羽倉)信美家にて没した。この稿本は、その羽倉家に代々伝わった秋成関係資料のうちの一つで、本文6篇より成る。巻頭に「序」を掲げ、巻尾に亡くなる1ヶ月前の、文化6年5月の年記を有する奥書がある。これまで未知の自筆稿本であり、『春雨物語』における本文の改稿や推敲過程を考える上で重要資料となる。
◆併せて、影印未刊行であった自筆残闕冊子本(全59丁)および本文完備の西荘文庫本を収録し(モノクロ網目版)、解題を付す。

【解題】大橋正叔(天理大学名誉教授)

【上田秋成とは】江戸時代中後期の文人、享保19年(1734)-文化6年(1809)。大阪で生まれ、商家の養子として育つ。長じて、蕪村・几董などの俳人や木村蒹葭堂・大田南畝などの文人と交遊を深め、代表作『雨月物語』『春雨物語』の執筆のみならず、国学・和歌など幅広い分野で活躍した。

【春雨物語とは】10編を収める短編小説集。文化5年(1808)に成稿を見たが、以後も死に至るまで改稿を重ねた。著者晩年の歴史観・文学観・宗教観等々、秋成世界の全てが凝縮された傑作。刊本ではなく写本により伝えられ、その本文校訂は今なお学界の大きな研究課題となっている。


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