出版物
幻の絵師小原古邨—花鳥画の世界 (まぼろしのえしおはらこそん かちょうがのせかい)
発行:Hotei Publishing(2001年)
原題:Crows, Cranes & Camellias/The natural world of Ohara Koson 1877-1945
【発行】Hotei Publishing
本体16,000円+税
初版発行:2001年8月16日 297x245mm、布装上製・208頁 ISBN 90-74822-38-X
欧米で絶大な人気を誇る画家、古邨の全作品を網羅する初の海外出版
【内容説明】本書は2001年4月から開催されたオランダ国立博物館での展覧会図録として作成された。
伝統的な浮世絵制作が途絶え始め新版画の流行も未到来の明治中頃に小原古邨は浮世絵師として活動を始めた。今日、古邨は日本ではほとんど知られていないが、当時、落ち着いた魅力を放つ彼の花鳥画は日本ブームの欧米を中心とする海外市場で人気を博していた。日本では最近の貴重なオリジナル作品の発見とその展示により、ようやくその業績が見直されつつある。
本書は在オランダの個人コレクションに基づき古邨の作品を網羅する初の海外出版であり、彼の生涯、仕事、師匠、版元、署名、落款、全作品の3/4の挿絵等、彼について知られている情報を全て網羅した絶好の参考文献である。本文英文。カラー図版200点以上。
【目次】Foreword
Preface
Acknowledgements
A flock of myriad hues: the enduring art of Ohara Koson
Koson: little vestige of a beginning
Koson as Meiji print designer
Koson: the Taisho to Showa periods
Conclusion
Notes
Catalogue
Checklist
Signatures & seals
Bibliography