出版物
武将 織田信長—在外史料による再考察(Japonica Neerlandica8) (ぶしょう おだのぶなが ざいがいしりょうによるさいこうさつ)
発行:Hotei Publishing(2001年)
原題:Japonius Tyrannus/The Japanese warlord Oda Nobunaga reconsidered/Japonica Neerlandica 8
【発行】Hotei Publishing
本体12,000円+税
初版発行:2001年8月16日 240x160mm、布装上製・292頁 ISBN 90-74822-22-3 C3021
海外研究者の新手法により信長の新事実に迫る!
在外史料を駆使した会心作
【内容説明】日本史に登場する人物で最も有名な一人が織田信長 (1534-1582) である。しかしながら、16世紀後半の軍事的・政治的統一の原動力であるこの武将には定説となる伝記が存在しない。
本書は著者による信長の軍事的・政治的経歴を年代別に徹底分析するという研究手法により、我々の信長に関する知識ギャップを埋めようとする本格的な試みである。ポルトガル文献のスペシャリストである著者が、ローマのイエズス会文書館、リスボンのアジュダ図書館等の原史料を駆使して書き上げた会心作。本文英文。
【著者紹介】
ユルン・ラマース(Jeroen Lamers)
ライデン(蘭)・ケンブリッジ(英)・コインブラ(葡)の各大学で日本の古典とポルトガル文献学を学ぶ。ライデン大学卒業後は大阪大学大学院に進み、その後再びライデン大学大学院に戻る。1998年に「ジャポニウス・ティラヌス」で博士号を取得。これに加筆したのが本書である。現在はオランダ経済省勤務。モノクロ図版10点、関連地図2点。
【目次】Introduction
Chapter 1 Building a Power Base:Nobunaga as Provincial Warlord
Chapter 2 The Road to Kyoto:1533-1568
Chapter 3 The Dual Power Structure:1568-1571
Chapter 4 The Breakdown of the Bakufu:1572-1573
Chapter 5 Years of Success:1574-1575
Chapter 6 Azuchi Castle,Town and Residents
Chapter 7 Years of Adversity:1576-1580
Chapter 8 The Pacification of the Honganji and Other Religious Solutions
Chapter 9 Radical Measures,Gradual Reform
Chapter 10 Climax and Anticlimax:1581-1582
Epilogue
Notes
Glossary
Historical Periods in Premodern Japanese History
Family Tree
Bibliography
List of Illustrations
Acknowledgements
Index